服部裕之
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服部 裕之(はっとり ひろゆき、1957年(昭和32年)3月7日 - 2018年(平成30年)9月12日)は、日本の実業家。ビー・ユー・ジー創業者・元代表取締役社長。
人物・来歴
[編集]北海道出身。北海道大学工学部で伊福部達の下、福祉工学の研究に従事[1]。北海道大学大学院工学研究科生体工学専攻修士課程在学中の1980年に同級生の村田利文、若生英雅、木村真とビー・ユー・ジーを設立し[1][2][3]、代表取締役に就任[1]。JR札幌駅前にIT企業が集積したサッポロバレーの企業群の先駆けとなった[4]。1995年北海道生涯学習審議会委員[5]。1997年女子高生を買春したとして児童福祉法違反及び北海道青少年保護育成条例違反容疑で逮捕され、代表取締役並びに札幌市長期総合計画審議会委員、日本システムハウス協会理事などを辞任。略式起訴され罰金刑に処された[6]。2001年代表取締役社長に復帰[2]。2008年にビー・ユー・ジーが森精機製作所の子会社化されると、ビー・ユー・ジーの一部の事業を分離してカスケードを創業し、代表取締役に就任。2009年ビー・ユー・ジー特別顧問[1]。2013年所有するイサム・ノグチのTHE OMPHALOSをモエレ沼公園に寄贈し、トークショーを開催[7]。2018年病没。享年61[8]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d プロフィール カスケード
- ^ a b 吉田晴代「ビー・ユー・ジー : 北海道におけるITベンチャーの軌跡(<特集>ケースに学ぶ北海道企業)」『産研論集』第30巻、札幌大学経営学部附属産業経営研究所、2005年3月、21-46頁、ISSN 09169121、CRID 1050001337553790208。
- ^ 伊福部達BUG社長服部裕之君のこと BUG
- ^ 「サッポロバレー」の先駆け、北海道から撤退 ソフトフロント 日本経済新聞2014年6月7日 6:00
- ^ “歴代の北海道生涯学習審議会委員” (PDF). 北海道教育委員会. 2021年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月4日閲覧。
- ^ 社長失墜型 BUG・服部裕之社長--援助交際でつまづいた北海道の星 週刊東洋経済 掲載通号 5444 掲載ページ 104~105
- ^ 札幌モエレ沼公園でイサム・ノグチ遺作一般公開-札幌の企業が寄贈 札幌経済新聞2013.11.19
- ^ 訃報 服部裕之さん 61歳=カスケード社長、元ビー・ユー・ジー代表 /北海道 北海道 毎日新聞 2018/9/14