有隣生命保険
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有隣生命保険株式会社(ゆうりんせいめいほけん)は、1894年に由利公正が設立した生命保険会社。
概略
[編集]由利公正が、当時の京都府知事・中井弘の助力を得て京都に設立したのが始まりである。由利は初代社長に就任し、東京・大阪・福井にも店舗を構えた(福井に店舗を構えたのは、由利自身が福井出身だったからである)。
設立当時、日本は生命保険会社の勃興期であり、有隣生命保険株式会社は、真宗信徒生命、真宗生命と並ぶ仏教系生命保険会社の一つであった。しかし由利が病気で倒れると、その後は経営陣の不正もあって経営危機に陥り、何度となく経営権が異動する。
一旦は日本積善銀行の傘下に入るも、1916年、神国生命を経営する飯田延太郎に譲渡され、1918年9月21日に、神国生命と統合(形式上は神国生命の契約移転を当社が受けたが、事実上神国生命による吸収合併である)。1943年には明治生命と合併し、会社の歴史に幕を閉じた。