月刊少年コミック
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『月刊少年コミック』(げっかんしょうねんコミック)は、かつて少年画報社が刊行していた日本の月刊少年漫画雑誌。
概要
[編集]1989年7月創刊[1][2]。少年画報社としては『少年KING』休刊の翌年に創刊した少年誌であるが、『少年KING』の後継誌というコンセプトは特に見られず、『少年KING』から引き継いで連載される作品はなかった。その一方で、不良漫画を常時掲載しているという点では『少年KING』の路線を踏襲している。新創刊より一年に満たず、1990年3月休刊[2]。
当時の少年画報社にとって唯一の少年誌となっており、また本誌が同社最後の少年雑誌でもあった。本誌出身の漫画家としては、『Hey!リキ』でデビューを果たした高橋ヒロシがおり、同作品を原案として永田晃一作画で『ヤングキング』にてリメイクが連載された。
単行本は1970年代以降の同社の総合レーベル「ヒットコミックス」にて刊行。本誌掲載作品の単行本では背表紙のデザインが他と異なり、表紙には「少年コミックス」と表記される。
主な掲載作品
[編集]- Hey!リキ(高橋ヒロシ)
- ガソリン番長(松村努)
- 電光セッカ(阿部一彦)
- ボクらの甲子園(おおつぼマキ)
- ほんとにいいの?(山田こうすけ)
- 花森高校柔道部(作:牛次郎 / 画:緒方宙夢)
- 殴てまえ竜(ビッグ錠)
- 天空戦記シュラト(原案:美原轟 / 画:河本ひろし)
- ファンキーボーイズ(小林かずお)
- ワンダー・キッド(田中啓二)
- コトブキくん(西昭夫)
- キレタ先生(コマンドー力丸)
- 爆発テレビジョン(あおやま英雄)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『月刊少年コミック』創刊号 少年画報社