智頭町飲酒運転事故
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智頭町飲酒運転事故(ちづちょういんしゅうんてんじこ)は、1999年(平成11年)に発生した飲酒運転による交通事故。
概要
[編集]1999年(平成11年)12月25日、鳥取大学に通う大学生4人は岡山県で行われているクリスマスのイルミネーションを見るために車で出かけた。その帰途、12月26日の未明に鳥取県八頭郡智頭町の国道53号のトンネルで、飲酒運転をしていた車が対向車線からはみ出してきて正面衝突した。この事故で大学生のうちの3人が死亡、1人が重傷[1]。
運転者は女性に交際を断られた憂さ晴らしから飲酒し、酔いが醒めないまま車を運転していた[2]。
死亡したうちの1人の親は、他界した父を継ぎ住職を兼任する大学教授[3]であり、事故以降夫妻で各地で講演やこの事故の死者の写真や遺品を展示するイベントを行ってきた。2022年(令和4年)8月の時点で、その回数は400回を越える[1]。2017年に『見えるいのちと見えないいのち』を出版[4]。
2020年(令和2年)4月に島根県警察本部が作成した被害者遺族手記集に、被害者の1人の遺族の手記が載った[5]。
脚注
[編集]- ^ a b “飲酒運転の車に娘奪われた夫婦 命の尊さ訴え講演や展示400回以上”. 朝日新聞社. 2023年2月21日閲覧。
- ^ “「娘の死を無駄にはしない」飲酒運転の悲劇、伝え続ける父の思い”. 西日本新聞社. 2023年2月21日閲覧。
- ^ “江角 弘道”. 科学技術振興機構. 2023年2月21日閲覧。
- ^ “見えるいのちと見えないいのち”. amazon. 2023年2月21日閲覧。
- ^ “被害者遺族手記集”. 島根県警察. 2023年2月21日閲覧。
関連項目
[編集]- 同様の飲酒運転が原因による交通事故