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普礼真言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

普礼真言(ふらいしんごん)とは日本の仏教の礼拝・勤行の開始時に唱える真言で、時に東密(真言宗)で多用される。

概要

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諸仏を礼拝する短い真言で、行者が修法を行するときにまず唱える。唱えるタイミングによって、以下のようにも分類される。

  • 壇前普礼
  • 着座普礼
  • 本尊普礼

五体投地とともに唱えながら、三回拝することが一般的である。チベットでは100回/日を100日連続で実施する行が高慢を防ぐとされる[1]

経典

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普礼真言が説かれる経典は、以下の通り。

  • 仏頂尊勝陀羅尼儀軌
  • 無量寿如来観行供養儀軌

内容

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オン サラバ タタギャタ ハンナマンナ ノゥ キャロミ[2]

(Oṃ sarva tathāgata pāda vandanaṃ karomi)[2]

オーム(聖音)。一切の如来の御足を礼拝し奉る。」[2]

脚注

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  1. ^ 「解説 高野山真言宗 仏前勤行集次第」、高野山真言宗
  2. ^ a b c 北尾隆心『密教瞑想入門:阿字観の原典を読む』大法輪閣、2010、p. 183、ISBN 978-4-8046-1312-3