昭和池
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昭和池 | |
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三草山登山道から見下ろす昭和池(2010.3.28撮影) | |
所在地 | 兵庫県加東市上三草山口 |
位置 | |
河川 | 加古川水系三草川 |
ダム湖 | 昭和池 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | アース |
堤高 | 29 m |
堤頂長 | 205.4 m |
堤体積 | 248千 m3 |
流域面積 | 6.7 km2 |
湛水面積 | 5ha ha |
総貯水容量 | 1502千 m3 |
有効貯水容量 | 1500千 m3 |
利用目的 | かんがい用水 |
事業主体 | 兵庫県 |
施工業者 | 中村組 |
着手年 / 竣工年 | 1928年 / 1934年 |
出典 | 2016年8月 No.38 加東市議会だより,改良区の歴史 - 水土里ネット県東播|兵庫県東播土地改良区,昭和池[兵庫県] - ダム便覧 |
昭和池(しょうわいけ)は、兵庫県加東市にあるため池。昭和池ダムにより堰き止められた山池で、ため池としては兵庫県内最大の貯水量を誇る[1]。
概要
[編集]1934年(昭和9年)に竣工した三草山山麓の三草川上流およびカラクニ谷を堰き止めて作られたため池。三草川下流の旧滝野町と旧社町の一部の農地約1000町歩への灌漑用水源として築造された[2] 。貯水量は1,502千m3でため池としては上田池(南あわじ市)の1,500千m3を上回り兵庫県内トップ。
1924年(大正13年)に大旱魃を経験したことから、上福田、加茂、社、福田の各町村の水不足を解消すべく、1925年(大正14年)8月、社町社(現在の加東市社)の区長会において、貯水池の建設や朝鮮水害義援金募集などの議題が協議され、県営の昭和池ダムの建設計画が浮上し、昭和の始めには完成された。このため昭和池と命名された。築造に際しては多くの犠牲者を出している。工事には多くの朝鮮人労働者が従事した。 また、この池でジェットスキーの練習をしている者もいる。
周辺
[編集]- 三草山(標高423,9m) 源平(源義経と平資盛)の古戦場(三草山の戦い)である三草山および、その登山道から見下ろす青々と美しい水をたたえた昭和池は、たいへんに風光明媚である。山頂には三草山城の記念碑や三草山神社がある。
- 朝光寺
- 東条湖
関連項目
[編集]脚注
[編集]- 参考文献・資料
- 『昭和池築造と工事犠牲者慰霊塔』徐根植 著(社団法人ひょうご部落解放・人権研究所)
- 『大正拾四年四月 雑書綴 社町社区長』
- 出典
- ^ “兵庫県/ひょうごのため池”. 兵庫県. 2020年2月14日閲覧。
- ^ “兵庫県/東条川用水~鴨川の郷より恵みをもたらす水の旅~”. 兵庫県. 2020年2月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- 兵庫県/ひょうごのため池(兵庫県)
- 昭和池[兵庫県] - ダム便覧(日本ダム協会)