昨日のおれは今日の敵
表示
「昨日のおれは今日の敵」(きのうのおれはきょうのてき)は、藤子不二雄の藤本弘(のちの藤子・F・不二雄)による読切漫画作品。1982年『COMICモーニング』11月4日号に掲載された。
あらすじ
[編集]マンガ家である「おれ」は締め切りに追われていた。ところが麻雀の誘い、隣室の新婚夫婦の営みの声、性的なテレビ放送などに気を取られ、なかなか原稿に集中できない。そこで1時間だけ睡眠を取ることにしたが、目が覚めると12時間が経っていた。編集者の催促に大慌ての「おれ」が部屋の中をぐるぐると走り回ると、突然12時間前の世界に戻ってしまう。そこにはスヤスヤと眠る12時間前の「おれ」がいた。
登場人物
[編集]- おれ
- 締め切りに追われているマンガ家。
- 編集者
- 強面の編集者。マンガ家を見張りに家にやってくる。
書誌情報
[編集]以下の短編集に収録。
- 『藤子不二雄SF短編傑作劇場 SFシアター』(双葉社 / アクション・コミックス)
- 『藤子・F・不二雄 SF全短篇』第3巻(中央公論社)
- 『藤子・F・不二雄 SF短篇集』第3巻(中公文庫コミック版)
- 『藤子・F・不二雄 SF短編 PERFECT版』第8巻(小学館)
- 『藤子・F・不二雄 SF短編集』(My First BIG)
- 『藤子・F・不二雄大全集』「SF・異色短編4」
ドラマ
[編集]→「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」も参照
藤子・F・不二雄 SF短編ドラマの1作としてテレビドラマ化された。主演は、塚地武雅。