春松斎北寿
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春松斎 北寿(しゅんしょうさい ほくじゅ、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
[編集]春梅斎北英の門人、大坂の人。春松斎、春英斎、五龍軒、北寿と号す。作画期は天保3年(1832年)から天保6年(1835年)の間にかけてで、役者絵や練り物の図を描いている。
作品
[編集]- 「忠信・尾上多見蔵」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※天保3年10月、大坂筑後芝居『義経千本桜』より。「世の中に なりひゝきたる 小鼓の 音もちゝたゝ 多見蔵のぬし 雨水葊」の画賛、「北英門人春松斎北寿画」の落款あり
- 「此花姫・岩井紫若」 大判錦絵2枚続の内 ※天保3年閏11月、大坂中の芝居『相馬太郎莩文談』より。春完斎北信との合作、「北英門人春松斎北寿画」の落款あり
- 「熊谷次郎直実・中村歌右衛門 娘小萩実ハ敦盛・嵐璃寛」 大判錦絵 早稲田大学演劇博物館所蔵 ※天保6年11月、中の芝居『須磨都源平躑躅』より