コンテンツにスキップ

明橋大二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

明橋 大二(あけはし だいじ、1959年昭和34年)7月23日[1] - ) は、大阪府出身の精神科医[2][3][4]大阪府立北野高等学校、1985年京都大学医学部卒業[2][3][4]

名古屋大学医学部附属病院などを経て、真生会富山病院[注 1]心療内科部長[3][4]。専門は精神病理学、児童思春期精神医療。NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長[3][5]子どもの権利条約フォーラム2009実行委員長[6]。一般社団法人HAT共同代表、高岡児童相談所嘱託医[4][7]

主な著書に、「なぜ生きる」「子育て ハッピーアドバイス」「この子はこの子でいいんだ、私は私でいいんだ」(いずれも1万年堂出版[注 2])などがある[2][12]

人物

[編集]

1959年、大阪府生まれ。京都大学医学部卒業後、国立京都病院内科、名古屋大学医学部附属病院精神科等を経て、1994年より真生会富山病院[注 1]心療内科部長[3][4]

「子育て支援」を強く提唱する精神科医として、診療の他に講演や出版活動にも取り組んでいる。「子育てハッピーアドバイス(1万年堂出版[注 2])」は[12]、シリーズ累計500万部をこえるベストセラーとなった[4][7]。初の著作は、「なぜ生きる(高森顕徹:監修[注 3]、伊藤健太郎:共著)」であり、これは90万部を超えるベストセラーになった[8][14]。「なぜ生きる」はアニメ映画化され、『なぜ生きる -蓮如上人と吉崎炎上-』(2016年)として、劇場公開された[8][15][16]

北日本放送(KNB)の「とれたてワイド朝生!」内で「大丈夫ですよ! 子育て相談室(第2・第4火曜)」を担当している[4]情報ライブミヤネ屋報道ステーションをなどのテレビにも出演している[7]

著書

[編集]
  • 『なぜ生きる』2000年、1万年堂出版、(高森顕徹:監修[注 3]、伊藤健太郎:共著)ISBN 4925253018[8][14][17]
  • 『なぜ生きる 朗読版―88の黄金の言葉 』(伊藤健太郎:共著)2002年、1万年堂出版、ISBN 978-4925253079
  • 『輝ける子』2002年、1万年堂出版、ISBN 4925253069
  • 『思春期にがんばってる子』2002年、1万年堂出版、ISBN 9784925253093
  • 『翼ひろげる子』2003年、1万年堂出版、ISBN 9784925253130
  • 『この子はこの子でいいんだ。私は私でいいんだ』2004年、1万年堂出版、ISBN 9784925253178
  • 『YOU WERE BORN FOR A REASON』『なぜ生きる』の英語版、ジュリエット・カーペンター:訳、2006年、1万年堂出版、ISBN 9784925253246 - 中国語版とポルトガル語版も発刊されている[18]
  • 『子育てハッピーアドバイス』2005年、1万年堂出版、ISBN 9784925253215[19]
  • 『子育てハッピーアドバイス2』2006年、1万年堂出版、ISBN 9784925253222
  • 『子育てハッピーアドバイス3』2006年、1万年堂出版、ISBN 9784925253239
  • 『10代からの子育てハッピーアドバイス』2007年、1万年堂出版、ISBN 9784925253277
  • 『子育てホット・トーク 子ども力×母親力』(早川たかし:共著)2007年、飛鳥新社 ISBN 9784870318182
  • 『子育てハッピーエッセンス100%』2007年、1万年堂出版、ISBN 9784925253260
  • 『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』2007年、1万年堂出版、ISBN 9784925253291
  • 『子育てハッピーセミナー 講演DVD付』2008年、1万年堂出版、ISBN 9784925253345
  • 『日めくり子育てハッピーカレンダー』2008年、1万年堂出版、ISBN 9784925253321
  • 『ハッピー子育て相談室―心がすっと軽くなる』2009年、家の光協会 ISBN 9784259547301
  • 『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻』2009年、1万年堂出版、ISBN 9784925253352
  • 『子育てハッピーアドバイス もっと知りたい 小児科の巻2』2009年、1万年堂出版、ISBN 9784925253390
  • 『子育てハッピーアドバイス 子育てあんしんセット』2009年 ISBN、1万年堂出版、9784925253383
  • 『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方』2011年、1万年堂出版、ISBN 9784925253420
  • 『子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻』2011年、1万年堂出版
  • 『子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 ~孫が幸せに育つために』2012年、1万年堂出版
  • 『Dr.明橋の生きるのが楽になるたったひとつの言葉』2013年、1万年堂出版
  • 『見逃さないで! 子どもの心のSOS 思春期に がんばってる子』2013年、1万年堂出版[20]
  • 『みんな輝ける子に ~子どもが10歳になるまでに、周りの大人が大切にしたいこと』2015年、1万年堂出版
  • 『心の声に耳を傾ける 親と子の心のパイプは、うまく流れていますか? ~これ一つ解消すれば、子どもは輝いていく』2016年、1万年堂出版
  • 『おやすみ、ちいさなこ』(監修、バーナデット・ケアルス著)、2016年、竹書房
  • 『3~6歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』2017年、1万年堂出版
  • 『0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』2017年、1万年堂出版
  • 『HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子』2018年、1万年堂出版
  • 『教えて、明橋先生! 何かほかの子と違う? HSCの育て方 Q&A』2019年、1万年堂出版
  • 『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻 増補改訂版』(吉崎達郎ほか共著)2019年、1万年堂出版[21]
  • 『こころがほっとするアドバイス』2020年、1万年堂出版[22]
  • 『家族と生きる ハッピーアドバイス--人生100年時代 心と心のつながり』2023年、1万年堂出版[23]
  • 『HSPのためのハッピーアドバイス』2023年、1万年堂出版[24]

新聞連載

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b 真生会は、浄土真宗親鸞会系の病院である[13][9]
  2. ^ a b 1万年堂出版は、浄土真宗親鸞会系の出版社である[8][9][10][11]
  3. ^ a b 高森顕徹は、浄土真宗親鸞会の会長である[8][9][10]

出典

[編集]
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.355
  2. ^ a b c 井原市主催 子育て支援講演会 2007.11.17
  3. ^ a b c d e 執筆者詳細 明橋大二”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 明橋大二の大丈夫ですよ!子育て相談室”. 北日本放送. 2024年6月10日閲覧。
  5. ^ (N)子どもの権利支援センター ぱれっと”. 認定特定非営利活動法人 富山県民ボランティア総合支援センター. 2024年6月10日閲覧。
  6. ^ 子どもの権利条約フォーラム2009 in とやま”. 子どもの権利条約フォーラム2009 in とやま実行委員会. 2024年6月10日閲覧。
  7. ^ a b c 関係性から考える子ども”. セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン. 2024年6月10日閲覧。
  8. ^ a b c d e 島田裕巳『日本の10大カルト』幻冬舎、2024年4月24日、122-135「第5章 浄土真宗親鸞会」、210「おわりに 既存仏教、巨大新宗教、常識も『敵』になる」頁。ISBN 978-4344987265 
  9. ^ a b c 『週刊ダイヤモンド98巻46号(通号4355) 2010年11月13日 特集 宗教とカネ ; 驚愕の宗教ビジネスモデル』ダイヤモンド社、2010年11月13日、92頁。 
  10. ^ a b 『『宗教問題』15号:親鸞会とは何か』合同会社宗教問題、2016年8月31日、22-27 宮田秀成「元親鸞会会員が見た高森会長中心の『問題教団』の姿」頁。ISBN 978-4990852641 
  11. ^ 藤倉善郎 (2021年4月4日). “朝日新聞が全面広告企画で偽装勧誘カルトの教祖本を抱き合わせ宣伝。寄稿者からも批判”. HARBOR BUSINESS Online. 2024年6月2日閲覧。
  12. ^ a b 「中学生の娘が、教室にいると緊張すると言って登校拒否になっています」明橋大二の【子育て相談室】”. 北日本新聞webunプラス (2018年6月11日). 2024年6月10日閲覧。
  13. ^ 森葉月『アジア文化研究 24号』国際基督教大学・アジア文化研究所、1988年3月30日、173-188「浄土真宗親鸞会――「ファンダメンタリズム」論の再検討に向けて――」頁https://icu.repo.nii.ac.jp/records/2737 
  14. ^ a b 別冊宝島編集部:編『日本の新宗教50--完全パワーランキング』宝島社、2017年4月19日、202-207「第七章 日本をザワつかせる過激な新宗教ベスト10--『反自民』で国政選挙にも登場 北陸の条真宗原理主義教団 浄土真宗親鸞会」頁。ISBN 978-4800270443 
  15. ^ 『『宗教問題』15号:親鸞会とは何か』合同会社宗教問題、2016年8月31日、54-58 古谷経衡「アニメ映画『なぜ生きる』は盛り上がりに欠ける凡作だった」頁。ISBN 978-4990852641 
  16. ^ 『『宗教問題』15号:親鸞会とは何か』合同会社宗教問題、2016年8月31日、14-21 小川寛大「ルポ・親鸞会本部探訪--その教団の立脚点は伝統教団の"怠惰"にあった」頁。ISBN 978-4990852641 
  17. ^ なぜ生きる”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  18. ^ 会長:高森顕徹先生の紹介”. 浄土真宗親鸞会. 2024年6月10日閲覧。
  19. ^ 子育てハッピーアドバイス”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  20. ^ 見逃さないで! 子どもの心のSOS 思春期に がんばってる子”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  21. ^ 子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻 増補改訂版”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  22. ^ こころがほっとするアドバイス”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  23. ^ 家族と生きる ハッピーアドバイス 人生100年時代 心と心のつながり”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  24. ^ HSPのためのハッピーアドバイス”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。

外部リンク

[編集]