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昂坪360

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
昂平360から転送)
昂坪360
概要
状態 運行中
システム Bi-cable gondola detachable
位置 ランタオ島, 香港
駅数 2
開業 2006年9月18日 (18年前) (2006-09-18)
ウェブサイト np360.com.hk/en/
運営
運営者 港鉄
最大定員 109 cabins, maximum of 17 adult passengers per cabin, 3500 passengers per hour either way
片道所要時間 25 min
技術的特徴
区間長 5,700 m (18,700 ft)
運行速度 秒速6m
昂坪360
運行の様子
各種表記
繁体字 昂坪360
簡体字 昂坪360
拼音 Áng Píng 360
発音: アンピン サンパイリョウシー
広東語拼音 Ngong Ping 360
広東語発音: ゴンピン サンパクロクサプ
日本語漢音読み こうへいさんびゃくろくじゅう
英文 Ngong Ping 360
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昂坪360(こうへいさんびゃくろくじゅう)は、2006年に開業した香港香港鉄路が所有する観光用のロープウェイである。開業時から2007年まではオーストラリアに本社を置くSkyrail-ITM中国語版が運営していた。ランタオ島の東涌(トンツォン)と昂坪(ゴンピン)を結んでいる。

概要

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2006年に開業した、全長5.7kmのライトナー・ロープウェイズ製ロープウェイである。公式の案内などに、中国語で「纜車」、英語で「cable car」と表示されているが、同じ香港にあるピークトラムの様な軌道を有する、日本語で一般的に称するところのケーブルカーではなく、複線式ゴンドラリフトである。所要時間は20分から30分と幅があるのは、強風時には徐行運転することになっているからである。ルートは、東涌から一度、香港国際空港のある赤鱲角(チェクラプコック)に向かう。そこで方向転換をした後、彌勒山の山頂を経由して、昂坪に到着する。ただし、途中に乗降駅はない。また、乗車にはチケットの購入が必要であり、クレジットカード払いは可能だが、オクトパスは使えない。

観光

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昂坪駅には「昂坪市集」という商店・レストラン群が併設され、そこを歩いて抜けると5分ほどで天壇大仏のある宝蓮禅寺中国語版に着く。宝蓮禅寺には「素食レストラン」が併設されている。素食とは、中国式精進料理である。宝蓮禅寺のものは台湾素食と比較すると、やや高級感がある。大仏に向かう階段の手前に食券売り場があり、そこで食事の時間を予約する。なお、この食券を買わなくても、階段を上り、大仏の中の1階部分には入ることが出来るが、舎利子の展示(大仏内の2階3階部分)を見るには、食券が必要である。

従来は、新大嶼山巴士(新ランタオ島バス)がランタオ島における独占的なバス事業者(東涌および香港国際空港を除く)であり、宝蓮禅寺への交通を一手に引き受けていたが、昂坪360の開通により所要時間が40分ほど短縮されたことにより、バスの利用者は激減した。

香港国際空港に近接した場所にあるため「出入国ついでに観光したい」という人も多いと思われるが、荷物の預かり所などはないので、予め空港で預けてから向かうなどの対策が必要。空港からはバスで移動することになる。また、万一のトラブル(運行の一時停止、閉じ込めなど。開業以来、時間の多少にかかわらず数回発生している)に巻き込まれるリスクを考えると、香港出国(離境)日の観光コースに組み込むことは避けた方がよい。

事故

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2007年6月11日、試験中に空のゴンドラが地上に落下する事故が発生した。この事故による死傷者は出なかったものの、運行は安全性が確保されるまで無期限停止とされた。9月18日地鉄有限公司(当時)とSkyrail-ITMとの契約は破棄され、昂坪360の運営は地鉄有限公司が新たに100%子会社を設立して引き継ぐことが発表された。12月31日、6ヶ月ぶりに昂坪360の運行が再開された(昂坪ロープウェイ落下事故中国語版)。 2012年1月25日、プーリーの問題から全線突然停止運行。約800人の乗客が冬の気温0度のゴンドラの中で約2時間をすごすこととなった。全線のプーリーが交換されるまで、約2ヶ月運休した。2012年4月5日に運転再開。

駅一覧

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日本語駅名 繁体字香港語駅名 英語駅名 累計
キロ
接続路線 所在地
東涌駅 東涌站 Tung Chung 0.0 東涌線 離島区
昂坪駅 昂坪站 Ngong Ping 5.7

外部リンク

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