旺文社国語辞典
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旺文社国語辞典 | |
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言語 | 日本語 |
類型 | 小型国語辞典 |
愛称・略称 | 旺国 |
出版地 | 東京 |
出版者 | 旺文社 |
最初の版 | 初版 |
最初の出版日 | 1960年10月10日 |
最新版 | 第12版 |
最新版出版日 | 2023年10月23日 |
バリエーション | 通常版、小型版 |
デジタル版 | 旺文社辞典アプリ、物書堂、DONGRI、Logo Vista |
最新版の項目数 | 約8万5000語 |
排列 | 五十音順 |
数量 ; 大きさ | 1744p ; B6 |
図書番号 | ISBN 9784010777367 |
ウェブサイト | 『旺文社国語辞典 第十二版』特設サイト |
『旺文社国語辞典』(おうぶんしゃこくごじてん)は、旺文社が発行する日本の小型国語辞典[注釈 1]。略称は『旺国』(おうこく)。1958年に『学生国語辞典』として成立した後、1960年に現在の名前に改題した[2]。基本的な古語や、人名・地名などの百科語、主要な和歌や俳句が立項されていることが大きな特徴とされている[2][3]。また、第11版から新設された多義語の「中心義」では、「その語の核となる語義」を説明する[2][4][5]。最新版は2023年に発行された第12版で、収録語数は約8万5000語[6]。
歴史
[編集]『中学国語辞典』、『国語総合辞典』、『掌中国語辞典』の語釈や項目を引き継ぐ形で、1958年に『学生国語辞典』として成立。1960年に付録を増補の上、『旺文社国語辞典』に改題した[2]。
特色・評価
[編集]基本的な古語や、人名・地名などの百科語、主要な和歌や俳句が立項されていることが特色である[2][3]。特に、「百人一首から正岡子規まで、代表的な和歌・俳句が解釈つきで載っているのは『旺文社国語辞典』だけの特徴」[3]であるという。また、語源・故事・図版が豊富[5]、類義語の使い分けや敬語に詳しい[2]、活用語にはその活用語尾が示されている[3]、などの特徴も挙げられている。
第11版から新設された多義語の「中心義」では、「その語の核となる語義」を説明しており[2][4][5]、サンキュータツオは「基礎日本語辞典的要素もある」[5]と評する。ながさわは「立項は満遍なく、他の多くの辞書に載っている語はとりこぼしていないように見受けられます」と述べ、「受信用にも発信用にも活用できる、総合力の高い辞書」と評価している[7]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ ながさわ (2021), p. 13-14.
- ^ a b c d e f g 見坊,稲川 (2021), p. 22.
- ^ a b c d ながさわ (2020), p. 46.
- ^ a b ながさわ (2020), p. 47.
- ^ a b c d サンキュー (2016), p. 219.
- ^ “『旺文社 国語辞典 第十二版』と『旺文社 漢字典 第四版』、10月24日に同時刊行!~『旺文社 国語辞典 第十二版 小型版』は11月21日刊行~”. PR TIMES. PR TIMES (2023年10月24日). 2024年12月15日閲覧。
- ^ ながさわ (2020), p. 46-47.
参考文献
[編集]- ながさわ『比べて愉しい国語辞書ディープな読み方』河出書房新社、2021年4月30日。ISBN 978-4-309-30004-7。
- 見坊行徳・稲川智樹文、いのうえさきこ絵『辞典語辞典』誠文堂新光社、2021年1月15日。ISBN 978-4-416-52113-7。
- ながさわ『使える!国語辞書』webjapanese.com、2020年8月11日。ISBN 978-4-907031-32-9。
- サンキュータツオ『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』KADOKAWA、2016年11月25日。ISBN 978-4-04-400207-7。