旭日艦隊
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旭日艦隊(きょくじつかんたい)は、荒巻義雄の架空戦記『旭日の艦隊』に登場する架空の部隊。
概要
[編集]後世世界の日本が、照和20年に大西洋へ派遣した英国救援艦隊。航空機及び艦砲・噴進弾による対地攻撃・対潜戦を重視して建造された艦艇で編成[注釈 1]。司令長官は大石蔵良。
後世第二次大戦末期、独軍の反攻に遭って大打撃を受けたため、第三次大戦には海中戦艦に改装された旗艦「新日本武尊」のみで参加した。
第二次大戦時の編成
[編集]主力艦隊群それぞれの布陣は、(高空から見ると)あたかも仏塔の「五輪の塔」に似ている事から、それに因み『旭日艦隊五輪形陣』と称する。
ただ、これほどの大編成は『援英派遣』時などにしか行われず、イングランド島スカパフロー泊地、アイスランド島イーサフィヨルズ泊地を母港として「英国本土防衛戦」に活躍していた頃は、各艦隊群を組み替えての独自編成で行動する事が多かった。
- 潜水遊撃戦隊[注釈 2]
- 先陣を勤め偵察や索敵、潜水艦狩りを行う。ア号潜5隻で構成(後にキ号潜に切替)。
- 当初、第一潜水遊撃戦隊が旭日艦隊直衛を勤め、後に二戦隊が増強された。『前衛遊撃艦隊』前方50kmに布陣する。
- 前衛遊撃艦隊
- 第一遊撃打撃艦隊[注釈 3]
- 司令部直衛艦隊[注釈 4]
- 補給艦隊
- 読んで字の通りの後方支援部隊。船足の遅い(主力艦と比べてだが)物資輸送艦、油槽船団など。当然、行動海域に合わせた護衛艦隊が随伴する。
戦隊構成艦
[編集]- 第一潜水遊撃戦隊
- ア号01潜、ア号02潜、ア号03潜、ア号04潜、ア号05潜
- 第七〇駆逐戦隊(司令部直衛艦隊)
- 怒風、雷風、陣風、剣風
- 第七一駆逐戦隊
- 神風、太刀風、響風、旋風、旗風(前衛遊撃艦隊)
- 追風(第一遊撃打撃艦隊)
- 第七二駆逐戦隊
- 紫月、長月(前衛遊撃艦隊)
- 菊月、朝月、夕月、神月(第一遊撃打撃艦隊)
- 第七三駆逐戦隊(司令部直衛艦隊)
- 銅月、紅月、紺月、碧月、玄月
- 第六〇航空巡洋戦隊(前衛遊撃艦隊基幹)
- 虎狼、海虎、海狼
- 第六一巡洋戦隊(第一遊撃打撃艦隊)
- 利根、那智、足柄、羽黒、熊野、妙高
- 航空基幹戦隊(第一遊撃打撃艦隊基幹)
- 信長、信玄、謙信
- 司令部戦隊(司令部直衛艦隊基幹)
- 日本武尊、尊氏
幹部人事
[編集]- 司令長官
- 大石蔵良
- 参謀長
- 原元辰
- 参謀副長
- 三浦有冶
- 航空参謀
- 磯貝正久
- 第一遊撃打撃艦隊司令長官
- 間瀬正明→牧野好祥
- 前衛遊撃艦隊司令長官
- 中村勘助→赤城毅
- 前衛遊撃艦隊航空参謀
- 出光清隆
- 第一潜水遊撃戦隊司令
- 武市半平太
- 基地支援隊司令
- 吉田兼亮