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早瀨憲太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
早瀬憲太郎から転送)

早瀨 憲太郎(早瀬 憲太郎、はやせ けんたろう、1973年[1] - )は、日本教育者映像作家ろう者であり、ろう者向けの学習塾の経営を行うほか、ろう者向けあるいはろう者をテーマとした映像・映画の製作を行っている。妻は聴覚障害者で初の薬剤師となった早瀨久美

妻と共に自転車競技のデフアスリートでもあり、デフリンピックの日本代表経験がある。

経歴

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奈良県出身。大学在学中には、全日本ろう学生懇談会の中央委員長を務めた。

1993年に、ろう児対象の学習塾「早瀬道場」を設立して塾長に就任。東京都立大塚ろう学校の講師や、「ろうによるろう児のためのろう教育」を掲げて1997年に設立された非営利団体「スマイルフリースクール」の理事長も務めている。

また、大塚ろう学校の早期教育相談指導員として映像教材を制作したことをきっかけに、ろう児のための映像教材・映画、ろう者をテーマとした映画等の制作に携わり、2004年に大塚ろう学校の生徒とともに制作した『あきらめないで』で聴覚障害者映像フェスティバルin嵯峨野の聴覚障害者映像大賞を受賞。2006年には、制作・脚本を務めた『迂路(うろ)』がトロントろう映画祭最優秀賞を受賞した。

2008年に、映画『ゆずり葉-君もまた次のきみへ-』で大きな反響を呼んだ。

2013年には自転車競技選手として、ソフィアデフリンピック英語版の日本代表入りし、自転車競技選手団の監督も務めた[2]2017年サムスンデフリンピック[3]2022年ブラジルデフリンピックでも自転車競技の日本代表入りを果たしている。なお、両大会とも妻の久美も自転車競技のスタッフ兼選手として日本代表入りしている[4]

フィルモグラフィ

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教材ビデオ

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  • 『絵本であそぼ』(制作、1999年)

映画・ドラマ

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  • 『先生』(制作、2001年)
  • 『君は誰?』(制作、2002年)
  • 『ドキドキニュース』(制作、2003年)
  • 『あきらめないで』(制作、2004年)
聴覚障害者映像フェスティバルin嵯峨野聴覚障害者映像大賞
  • 『迂路(うろ)』(制作・脚本、2006年)
トロントろう映画祭最優秀賞
全日本ろうあ連盟創立60周年記念事業
  • 咲む』(脚本・監督、2020年)
※全日本ろうあ連盟創立70周年記念事業

テレビ番組

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脚注

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  1. ^ みんなの手話”. NHK福祉ポータル ハートネット. 2020年3月4日閲覧。
  2. ^ 自転車 : 第22回夏季デフリンピック競技大会ソフィア2013 日本選手団”. 全日本ろうあ連盟. 2020年3月4日閲覧。
  3. ^ 自転車 : 第23回夏季デフリンピック競技大会サムスン2017 日本選手団”. 全日本ろうあ連盟. 2020年3月4日閲覧。
  4. ^ スマイルスポーツ・コンビ対談 早瀨憲太郎×早瀨久美(デフリンピック自転車競技) 夫婦でデフリンピックのメダル獲得へ”. BBMスポーツ. ベースボール・マガジン社 (2022年3月6日). 2023年9月12日閲覧。

外部リンク

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