旧小樽倉庫
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旧小樽倉庫(きゅうおたるそうこ)は、北海道小樽市の小樽運河沿いにある木造倉庫跡。小樽市指定歴史的建造物(第13号)に指定されている[1]。
建物
[編集]小樽運河沿い(小樽市色内2丁目1番20号)に位置しており、同地域が埋め立てられた直後の1890年(明治23年)から1894年(明治27年)にかけて建築された営業用倉庫である[1]。加賀の商人である西出孫左衛門と西谷庄八によって建てられ、穀物や海産物の預受けに使用された[2]。
構造は倉庫が木骨石造1階建、事務所が木骨煉瓦造2階建である[1]。木骨石造は木造の外壁に軟石を張った小樽市の倉庫建築にみられる独特の様式で、一方で瓦屋根に鯱をのせた和洋折衷のデザインとなっている[1][2]。
1985年(昭和60年)7月23日、小樽市指定歴史的建造物(第13号)に指定された[1]。
利活用
[編集]北側
[編集]旧小樽倉庫北側は小樽市総合博物館運河館となっている[1][2]。
→「小樽市総合博物館」を参照
南側
[編集]旧小樽倉庫南側は小樽運河プラザとして利用されてきたが、小樽港第3号埠頭近くに小樽国際インフォメーションセンターが完成して観光案内所などが移転するため、運河プラザは2024年(令和6年)3月末で閉鎖となる[1][3]。運河プラザ閉鎖後は小樽市が民間に貸し出す方針で、利用再開は2024年秋以降となる見通しである[3]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 小樽市指定歴史的建造物 第13号 旧小樽倉庫 - 小樽市(2024年1月2日閲覧)
- ^ a b c 小樽市総合博物館運河館 - 小樽市(2024年1月2日閲覧)
- ^ a b 運河プラザ3月末閉鎖 旧小樽倉庫、市が3棟貸し出しへ 再開は24年の秋以降 - 北海道新聞(2023年10月4日閲覧)