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日高ショーコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日高ショーコ
生誕 日高ショーコ:3月31日 東京都
タキエ:11月?日横浜市
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 2004年 -
ジャンル BL
女性漫画
代表作花は咲くか
憂鬱な朝
公式サイト
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日高 ショーコ(ひだか しょーこ)は、日本漫画家ユニット。作画を日高ショーコが担当し、原作をタキエが担当しているが、名義は「日高ショーコ」を使っている。

概要

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同人活動を経て、2004年に短編「リスタート」で商業誌デビューして以来、BL漫画を長年執筆。代表作に『花は咲くか』、『憂鬱な朝』などがある。

漫画の執筆は、タキエと日高の二人でストーリーを練りながらネームを起こしたあと、作画を日高が行うというスタイルで進めている。基本的にモノクロ原稿はアナログで描き、カラーイラストを描くときはデジタルで色を塗っている。単行本化の際に加筆修正を行うことが多く、場合によっては構成に大幅な変更を加えることもある[1]

2023年現在、『Cookie』(集英社)にて「日に流れて橋に行く」(既刊8巻)、『花音』(芳文社)にて「アノマリーライフ」を連載中。『日に流れて橋に行く』は、初の一般向け商業作品となる。

作品リスト

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漫画作品

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★は連載作品

  • 単行本『リスタート』収録短編
    • 「リスタート」(『BE・BOY GOLD』リブレ出版 2004年12月号)
    • 「ステップ」(『BE・BOY GOLD』リブレ出版 2005年4月号)
    • 「クリア」(『BE・BOY GOLD』リブレ出版 2006年4月号)
    • 「リバース」(『b-BOY LUV』リブレ出版 2006年⑲号)
    • 「contact」(単行本『リスタート』描き下ろし 2006年10月)
    • 「きみのために」(『BE・BOY GOLD』リブレ出版 2005年12月号)
    • 「かさなるように」(『JUNK!BOY』リブレ出版 2005年なつやすみ号)
    • 「並んだ過去」(『drap(ドラ)』コアマガジン 2007年3月号)※新装版で新たに収録
  • 単行本『足りない時間』収録短編
    • 「感情サイン」(『花音』芳文社 2004年12月号)
    • 「足りない時間」(『花音』芳文社 2005年4月号)
    • 「複雑で簡単」(『花音ゴージャス⑦ヘタレ特攻集』芳文社 2005年1月刊)
    • 「右か左か」(『花音』芳文社 2005年7月号)
    • 「遠距離恋愛」(『花音ゴージャス⑫公務員特集』芳文社 2005年7月刊)
    • 「STAY」(単行本『足りない時間』描き下ろし 2005年10月)
  • 単行本『シグナル』収録(「言葉より強く」を除いた4作が一連のストーリー)
    • 「signal」(『ラブテク③クールビューティー特集』芳文社 2006年6月刊)
    • 「シグナル [前後編]」(『花音』芳文社 2006年11月号、12月号)
    • 「理不尽な幸福」(『ラブテク⑪ヘタレ特攻集』芳文社 2007年3月)
    • 「言葉より強く」(『ラブテク①ツンデレ特集』芳文社 2006年5月刊)※短編「感情サイン」の続編
    • 「I'm addicted to games」(単行本『シグナル』描き下ろし 2007年5月)
  • 単行本『知らない顔』収録短編
    • 「知らない顔」(『b-BOY Phoeni×3 ツンデレ特集』リブレ出版 2006年11月刊)
    • 「見えない顔」(『b-BOY Phoeni×5 びしょぬれ特集』リブレ出版 2007年3月刊)
    • 「消えない顔」(『BE・BOY GOLD』リブレ出版 2008年2月号)
    • 「初恋のひと」(『b-BOY Phoeni×2 不細工特集』リブレ出版 2006年9月刊)
    • 「二度目の恋」(『b-BOY HONEY3 不細工特集2』リブレ出版 2010年3月刊)※新装版で新たに収録
    • 「運命のひと」(『b-BOY Phoeni×11 黒医者/白医者特集』リブレ出版 2008年3月刊)
    • 「運命の恋人」(単行本『知らない顔』描き下ろし 2008年6月)
    • 「灰色の海」(『b-BOY Phoeni×13 手に職特集』リブレ出版 2008年7月刊)※新装版で新たに収録
  • ★『嵐のあと』(『花音』芳文社 2007年6月号 - 2007年11月号)
    • 続編「double line」(『花音』芳文社 2009年10月号)※単行本『初恋のあとさき』に収録
  • ★『花は咲くか』(『ルチル』幻冬舎コミックス Vol.14(2006年8月) - Vol.64(2015年1月))
  • ★『憂鬱な朝』(『Chara Selection(キャラ セレクション)』徳間書店 2008年1月号 - 2015年9月号)
  • ★『初恋のあとさき』(『花音』芳文社 2011年5月号 - 2011年11月号)
  • 「水玉パズル」(『YOU集英社 2012年10・11月号)
  • ★『アンチロマンス』(『ルチル』幻冬舎コミックス 2016年1月号 - 2022年7月号)
  • ★『日に流れて橋に行く』(『YOU』集英社 2017年2月号 - 2018年11月号、『Cookie』集英社 2019年3月号 - )※連載中
  • ★『アノマリーライフ』(『花音』芳文社 2022年10月号 - )

漫画単行本

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  • 『足りない時間』(2005年10月発行 花音コミックス 芳文社
  • 『リスタート』(2006年10月発行 ビーボーイコミックス リブレ出版
  • 『シグナル』(2007年5月発行 花音コミックス 芳文社)
  • 『嵐のあと』(2008年3月発行 花音コミックス 芳文社)
  • 『知らない顔』(2008年6月発行 ビーボーイコミックス リブレ出版)
  • 『憂鬱な朝1』(2009年3月発行 キャラコミックス 徳間書店
  • 『花は咲くか1』(2009年12月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス
  • 『憂鬱な朝2』(2010年6月発行 キャラコミックス 徳間書店)※初回限定版には、番外編を収録した小冊子付き(『憂鬱な朝 NOBLE COLORS』に再録)。
  • 『花は咲くか2』(2010年9月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)
  • 『憂鬱な朝3』(2011年5月発行 キャラコミックス 徳間書店)
  • 『花は咲くか3』(2011年12月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)
  • 『初恋のあとさき』(2012年2月発行 花音コミックス 芳文社)
  • 『憂鬱な朝4』(2012年7月発行 キャラコミックス 徳間書店)
  • 『花は咲くか4』(2013年4月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)
  • 『憂鬱な朝5』(2014年1月発行 キャラコミックス 徳間書店)
  • 『花は咲くか5』(2015年3月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)
  • 『憂鬱な朝6』(2015年10月発行 キャラコミックス 徳間書店)
  • 『リスタート 新装版』(2016年10月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)
  • 『知らない顔 新装版』(2016年11月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)
  • 『憂鬱な朝7』(2016年11月発行 キャラコミックス 徳間書店)
  • 『日に流れて橋に行く1』(2017年10月発行 愛蔵版コミックス 集英社
  • 『憂鬱な朝8』(2018年10月発行 キャラコミックス 徳間書店)
  • 『日に流れて橋に行く2』(2018年10月発行 愛蔵版コミックス 集英社)
  • 『憂鬱な朝 NOBLE COLORS』(2019年3月発行 徳間書店)
  • 『日に流れて橋に行く3』(2019年10月発行 愛蔵版コミックス 集英社)
  • 『アンチロマンス1』(2020年3月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)※特装版には表紙、扉絵などのカラーイラストを収録したイラストブック付き。
  • 『日に流れて橋に行く4』(2020年5月発行 愛蔵版コミックス 集英社)
  • 『日に流れて橋に行く5』(2021年3月発行 愛蔵版コミックス 集英社)
  • 『日に流れて橋に行く6』(2021年10月発行 愛蔵版コミックス 集英社)
  • 『日に流れて橋に行く7』(2022年7月発行 愛蔵版コミックス 集英社)
  • 『アンチロマンス2』(2022年10月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)
  • 『日に流れて橋に行く8』(2023年4月発行 愛蔵版コミックス 集英社)
  • 『日に流れて橋に行く9』(2023年12月発行 愛蔵版コミックス 集英社)
  • 『日に流れて橋に行く10』(2024年8月発行 愛蔵版コミックス 集英社)

電子限定販売

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  • 『After』(2016年6月発行 花音コミックス 芳文社)※ブックレットや小冊子のかたちで発表した『嵐のあと』『初恋のあとさき』の後日談を描いたショートストーリーをまとめたもの。『シグナル』の後日談は描き下ろし。
  • 『AND ONE MORE THING』(2020年3月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)※もとは『リスタート』『知らない顔』の「新装版連続刊行記念応募者全員サービス描き下ろし小冊子」で、それぞれの表題作の後日談を描いたもの。
  • 『足りない時間 日高ショーコ初期作品集』(2020年10月発行 花音コミックス 芳文社)※短編「複雑で簡単」は未収録(この話をもとに新作を予定しているため)[2]
  • 『花は咲くか 番外編収録集』(2021年12月発行 バーズコミックス ルチルコレクション 幻冬舎コミックス)

アンソロジー

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  • 『君恋・社会人編1』(2018年4月発行 愛蔵版コミックス 集英社)表紙カラーイラスト、ショートストーリー「Magic Hour」
  • 『君恋・学生編1』(2018年4月発行 愛蔵版コミックス 集英社)イラスト1枚
  • 『アンソロジー みんなでさらざんまい』(2020年1月発行 バーズエクストラ 幻冬舎)カラーイラスト

小説イラスト

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  • 木原音瀬『美しいこと(上)』(2007年11月発行 Holly NOVELS 蒼竜社
  • 木原音瀬『美しいこと(下)』(2008年1月発行 Holly NOVELS 蒼竜社)
  • 遠野春日『茅島氏の優雅な生活1』(2009年4月発行 幻冬舎ルチル文庫 幻冬舎コミックス)
  • 遠野春日『茅島氏の優雅な生活2』(2009年5月発行 幻冬舎ルチル文庫 幻冬舎コミックス)
  • 遠野春日『茅島氏の優雅な生活3』(2009年6月発行 幻冬舎ルチル文庫 幻冬舎コミックス)
  • 木原音瀬『夜をわたる月の船 』(2009年11月発行 Holly NOVELS 蒼竜社)
  • 神奈木智『優雅な彼と野蛮な僕 』(2010年2月発行 幻冬舎ルチル文庫 幻冬舎コミックス)

ドラマCD

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  • 『嵐のあと』(2008年8月30日発売 サイバーフェイズ)
  • 『リスタート』(2010年2月24日発売 マリン・エンタテインメント
  • 『憂鬱な朝』(2010年9月23日発売 マリン・エンタテインメント)
  • 『花は咲くか』(2011年5月25日発売 マリン・エンタテインメント)
  • 『憂鬱な朝2』(2011年9月22日発売 マリン・エンタテインメント)
  • 『憂鬱な朝3』(2012年12月21日発売 マリン・エンタテインメント)
  • 『初恋のあとさき』(2013年2月27日発売 マリン・エンタテインメント)
  • 『花は咲くか2』(2013年12月20日発売 マリン・エンタテインメント)
  • 『憂鬱な朝4』(2016年6月23日発売 マリン・エンタテインメント)
  • 『憂鬱な朝5』(2017年9月21日発売 マリン・エンタテインメント)
  • 『憂鬱な朝6』(2019年4月10日発売 マリン・エンタテインメント)

脚注

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  1. ^ たとえばインタビューにおいて、『憂鬱な朝』5巻のコミックス化作業では、バラバラに切ったコマをパズルのように組み合わせ、それに合うわかりやすい内容のネームを新たに考えるというかたちで大幅な変更を行ったと語っている。『憂鬱な朝 NOBLE COLORS』徳間書店、2019年、p.198
  2. ^ 10-11月予定」recycle(日高ショーコ公式ブログ)、2020年9月27日更新

外部リンク

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