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日米共同方面隊指揮所演習

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
陸上自衛隊伊丹駐屯地で2012年に開催されたヤマサクラ61(YS-61)

日米共同方面隊指揮所演習(にちべいきょうどうほうめんたいしきじょえんしゅう、英語: Yama Sakura、略称:YS)は、陸上自衛隊とアメリカ軍陸上部隊(アメリカ陸軍アメリカ海兵隊)の間で行われる指揮所演習[1]。「ヤマサクラ」とも。

「それぞれの指揮系統に従って、共同して作戦を実施する場合における方面隊以下の指揮幕僚活動を演練し、その能力の維持・向上を図る」目的で行われるものである[2]1982年(昭和57年)に第一回演習が行われ[3][4][5]、以来、年に約2回のペースで開催されている。内容は秘密とされる[6]

2023年(令和5年)には、オーストラリアフィリピンが日米以外で初めて正式に参加する[7][8]

令和6年度日米豪共同指揮所演習(YS-87)[9]

  • 目的:陸上自衛隊、米陸軍、米海兵隊および豪陸軍が共同して作戦を実施する場合における指揮幕僚活動を演練し、その能力の維持・向上を図る。
  • 期日:2024年(令和6年)12月2日(月)~12月14日(土)
  • 場所:朝霞駐屯地、健軍駐屯地等
  • 演習実施部隊等:
    • (1)自衛隊
      • 統裁官:陸上幕僚長
      • 演習部隊長:陸上総隊司令官、東部方面総監、 西部方面総監
      • 実施部隊:陸上幕僚監部、陸上総隊、東部方面隊、西部方面隊、教育訓練研究本部、補給統制本部等
    • (2)米軍
      • 統裁官:太平洋陸軍司令官
      • 演習部隊長:第1軍団長、第3海兵機動展開部隊司令官
      • 実施部隊:太平洋陸軍司令部、在日米陸軍司令部、第1軍団、第3海兵機動展開部隊、第3マルチドメイン・タスクフォース、第593兵站コマンド等
    • (3) 豪陸軍
      • 演習部隊長:第1師団長
      • 実施部隊:第1師団

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 進化する日米共同訓練”. 陸上自衛隊. 2023年6月5日閲覧。
  2. ^ 防衛省・東北防衛局がおくる日本の防衛Q&A(2月放送内容)テ-マ:日米共同方面隊指揮所演習(YS)について”. 防衛省. 2023年6月3日閲覧。
  3. ^ 末浪靖司 (2017). 「日米指揮権密約」の研究 自衛隊はなぜ、海外へ派兵されるのか. 創元社. pp. 268~269. ISBN 9784422300566 
  4. ^ Yama Sakura 81 reinforces strength of U.S-Japan alliance through world’s largest command post exercise”. The U.S. army (December 15, 2021). 2023年6月3日閲覧。
  5. ^ 自衛隊とアメリカ軍の共同訓練の内容とは? 有事を想定した最大規模の訓練”. MAMOR (2022年4月13日). 2023年6月3日閲覧。
  6. ^ 1983年11月13日付 朝日新聞 『日米合同図上演習始まる』
  7. ^ 2023年6月5日付 毎日新聞 『焦点:対中関係、各国腐心』
  8. ^ 日米指揮所演習に豪比軍初参加 陸自 産経新聞 (2023年4月18日)
  9. ^ 令和6年度の日米豪共同指揮所演習(YS-87)が12月2日~14日に開催予定”. Jディフェンスニュース(自衛隊・防衛省のニュース) (2024年11月12日). 2024年12月17日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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