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日産自動車座間工場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日産自動車座間工場(にっさんじどうしゃざまこうじょう)は、神奈川県座間市にかつて存在した日産自動車の工場である。プラントコードは「U」。

概要

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1965年に完成し、翌1966年サニーオフラインを皮切りに日産の乗用車生産工場として操業を開始。その後、追浜工場村山工場などとともに、同社の車両生産拠点として重要な役割を果たしてきた。

本工場ではサニーに加え、派生車種のRZ-1NXクーペのほか、プレセアセフィーロ(A31型)[1]フォルクスワーゲン・サンタナノックダウン生産)などの生産も行っていたが、工場自体がバブル崩壊の影響によるリストラ対象となり、1995年に閉鎖された。座間工場としての累計生産台数は約1,024万台であった。

現在、跡地の一部が「神奈川日産カレスト座間店」となっている一方で、一部区画は日産自動車座間事業所(敷地面積約483,354m2、従業員2,085名。いずれも2010年8月現在)として現存している。座間事業所は自動車工場の支援をする型・治工具・設備・電子機器の生産設計開発及び製造、電気自動車のリチウムイオンバッテリーの開発・生産を主業務としている。

同事業所の中には完全予約制の日産ヘリテージコレクション(旧・日産座間記念車車庫)があり、歴代の日産車をはじめ、各時代のコンセプトカーレーシングカーなどがほぼ実働状態で保管されている。これらの車両は、自社イベントでの走行・展示に限らず、モーターショーヒストリックカーミーティングをはじめ、販社の新型車発表・試乗会などに貸し出されることも多い。また、一部の車種は個人からの寄贈を受けている。

沿革

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生産された車種

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その他

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  • 名残として小田急江ノ島線南林間駅から出る神奈中バスに「日産」行(以前は「日産座間工場」行きとして運行)が工場廃止後も運行されていた(イオンモール座間の開業で系統再編されて廃止)。
  • 2008年4月にはプロロジスが跡地の一部を日産から取得し、「プロロジスパーク座間I」を着工することを発表し、その後、2009年5月に竣工した(竣工後、座間事業所の敷地面積は661,000→483,354m2へと縮小された)。

脚注

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  1. ^ a b 村山工場と分担で生産。座間工場生産分の車台番号は800001から振られている。
  2. ^ 朝日新聞 1993年2月24日朝刊1面
  3. ^ 日産自動車、大型商業施設「イオンモール座間」に、「NISSAN ZAMA INFORMATION CENTER」を開設 - 日産自動車 2018年3月16日(2018年3月18日閲覧)

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度29分53秒 東経139度25分22秒 / 北緯35.49806度 東経139.42278度 / 35.49806; 139.42278