日比忠俊
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日比 忠俊(ひび ただとし)は、日本の物理学者。日本の電子顕微鏡開発の第一人者。東北大学名誉教授。
経歴
[編集]- 1933年 - 東北大学理学部卒。
- 1951年 - 電子顕微鏡の試料作製において金やウランを使わない蒸着、影つけ法開発[1]。
- 1956年 - 日本顕微鏡学会第一回学会賞(瀬藤賞)受賞(「シャドウイング法に関する研究」)。
- 1958年 - 日本顕微鏡学会会長職[2]。
- 1973年3月 - 東北大学科学計測研究所退官。
- 1974年 - 紫綬褒章受章。
- 1980年 - 応用物理学会功労会員。
人柄
[編集]晩年に師事した飯島澄男によれば、日比の口癖は「人のやっていることは真似するな」というものであったという[3]。
脚注
[編集]- ^ 「電子顕微鏡の利用に新方式 ずっと鮮明で簡単」『朝日新聞』昭和26年3月27日3面
- ^ “日本顕微鏡学会歴代会長”. 日本顕微鏡学会. 2020年3月31日閲覧。
- ^ “電子顕微鏡研究に魅せられる。その後の人生を貫く専門に”. Technologist’s magazine. 2020年3月31日閲覧。