日本MSP協会
日本MSP協会(にほんエムエスピーきょうかい)もしくは日本マネージメント・サービス・プロバイダ協会[1](にほんマネージメントサービスプロバイダきょうかい、英: Managed Service Provider’s Association Japan、略称:MSPJ[2])は、マネージドサービスを提供する企業が、運用の技術向上と品質向上、運用技術に携わる人材の発掘と育成、運用に関連する様々な評価軸を整理して明確化する[3]ために設立した業界団体である。
概要
[編集]日本MSP協会は、2014年11月1日に設立された[3]。運営委員会、MSPビジネス情報WG、海外事業情報WG、カンファレンス、コンペディション、教育など様々な活動を行っている。
設立趣旨
[編集]今やインターネットビジネスを支えるIT情報基盤には、仮想マシン、ベアメタル、ファブリック、仮想ネットワーク、仮想ストレージなどの高度な技術が適用され、さらにオンプレミス、ホスティング、プライベートクラウド、パブリッククラウドなど様々なサービスが提供されることで、コンピューティングリソースの選択肢が多様化する反面、サービス選定と基盤運用の複雑化を招いています。そのIT情報基盤に要求されるセキュリティや性能、機能、安定性など多肢にわたる要求を実現するには適切な運用設計と運用技術を必要とし、この基盤システムの運用がサービスの品質とビジネスの成否を決定付ける大きな要因でもあります。それぞれのサービスやアプリケーションに適したIT情報基盤サービスを選択し、適切なコストで必要十分な運用を施す事がインターネットビジネスにおける重要な課題となっています。
しかしながら、従来運用における設計や手順などは各サービスや組織ごとで属人的かつ曖昧な基準によって実施されている場合が多く、IT情報基盤における運用の項目、作業負荷、品質、及び費用対効果を精査することが大変困難でした。そのためIT情報基盤サービスの適切な選択、運用に対する適当な人材雇用と投入工数、アウトソーシングやマネージド・サービスなどの正しい評価と活用を阻害する原因にもなっています。
そこで、IT情報基盤の運用サービスを提供するマネージド・サービス・プロバイダ及びIT情報基盤の運用に携わる技術者等と協力し、運用の技術向上と品質向上、運用技術に携わる人材の発掘と育成、運用に関連する様々な評価軸を整理して明確化するために日本MSP協会を設立します。そして、利用者にとって最適なIT情報基盤の選定と、適切なコストで安全かつ効率的に基盤を運用する指標を提供することで、さらなるIT産業界の活性化に貢献していきます。 — 日本MSP協会[3]
所在地
[編集]〒160-0022 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア3階(NHNテコラス株式会社内)[2]
運営委員会
[編集]- 理事長:江戸達博(株式会社スカイアーチネットワークス)[4]
- 理事
- 藤崎正範(株式会社ハートビーツ)[4]
- 嶋田健作(株式会社オルトプラス)[4]
- 田中邦裕(さくらインターネット株式会社)[4]
- 運営委員
- 荒井康宏(一般社団法人クラウド利用促進機構)[4]
- 馬場俊彰(株式会社ハートビーツ)[4]
- 高添修(日本マイクロソフト株式会社)[4]
- 大久保智之(NHNテコラス株式会社)[4]
- 府川旭(NHNテコラス株式会社)[4]
- 前佛雅人(クリエーションライン株式会社)[4]
- 松田昭穂(株式会社スカイアーチネットワークス)[4]
- 綱島政人(ニスコム株式会社)[4]
- 寺尾英作(さくらインターネット株式会社)[4]
- 千葉則行(株式会社エクシード)[4]
- 伊藤誠史(株式会社ネットアシスト)[4]
- 丹羽直樹(株式会社エクストランス)[4]
- 高林徹(ARアドバンストテクノロジ株式会社)[4]
- 宇野素史(株式会社クララオンライン)[4]
- 前田章博(ビットスター株式会社)[4]
- 米谷信吾(株式会社セラク)[4]
- 東田巌秀(ウェブルート株式会社)[4]
- 和田正人(株式会社オルトプラス)[4]
- 顧問:棟朝雅晴(北海道大学情報基盤センター)[4]