日本製麻
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通8番 神港ビル[1] 北緯34度41分11.9秒 東経135度11分32.3秒 / 北緯34.686639度 東経135.192306度座標: 北緯34度41分11.9秒 東経135度11分32.3秒 / 北緯34.686639度 東経135.192306度 |
本店所在地 |
〒939-1347 富山県砺波市下中3番地3[1] 北緯36度39分42.5秒 東経136度55分12.5秒 / 北緯36.661806度 東経136.920139度 |
設立 | 1947年2月24日[1] |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 6230001008369 |
事業内容 | 黄麻繊維ならびに各種繊維の紡織、製造、加工ならびに販売 他 |
代表者 | 代表取締役社長 山村貴伸[1] |
資本金 | 1億円[1] |
発行済株式総数 | 3,673,320株[2] |
売上高 |
連結 37億67百万円 単独 23億67百万円 (2020年3月期)[2] |
営業利益 |
連結 △35百万円 単独 58百万円 (2020年3月期)[2] |
純利益 |
連結 △10百万円 単独 36百万円 (2020年3月期)[2] |
純資産 |
連結 21億76百万円 単独 7億25百万円 (2020年3月期)[2] |
総資産 |
連結 37億84百万円 単独 19億86百万円 (2020年3月期)[2] |
従業員数 |
連結 315名 単独 78名 (2020年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日[2] |
会計監査人 | なぎさ監査法人[2] |
主要株主 |
BOND CAPITAL CREATION PTE.LTD. 16.28% ゴーゴーカレーグループ 13.64% ARGENT WISE CO.,LTD. 7.56% (2023年3月31日現在) |
外部リンク | https://www.nihonseima.co.jp/ |
日本製麻株式会社(にほんせいま)は、 富山県砺波市に本店、神戸市東灘区に本社を置く黄麻製品・包装資材などの輸出入・製造を行なう商社。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。コメ麦用麻袋では、5割のシェアを持つ。担当監査法人はなぎさ監査法人。
食品事業も主力事業の一つで、1928年に、日本で初めての国産スパゲッティを製造した「ボルカノ」が、現在の日本製麻株式会社ボルカノ食品事業部である。日本最古のパスタメーカーとして、スパゲッティの生産を北陸工場で行なっているほか、日本パスタ協会にも加盟している。直営のレストラン「パスタハウス ボルカノ」を北陸・近畿地方に9店舗展開している。
沿革
[編集]- 1918年 - 中越製布株式会社設立。
- 1947年2月 - 中越紡織株式会社として設立。
- 1949年5月 - 東京証券取引所に上場。
- 1959年5月 - 日本製麻株式会社に社名変更。
- 1961年5月 - 兵庫工場完成。
- 1969年2月 - 富山第2工場完成。
- 1969年9月 - タイ・バンコク市に現地法人事務所を開設。
- 1971年11月 - 食品事業部発足。ボルカノ食品事業部関西工場完成。
- 1980年1月 - タイ国工場をオリエンタルジュートミルに社名変更。
- 1985年3月 - 水産事業部発足。和歌山県白浜町にて鮎養殖を開始。
- 1986年6月 - 外食産業に進出。スパゲッチハウス(パスタ専門店)の第1号店開店。
- 1988年4月 - 富山県砺波市にゴルフ練習場設備完成。
- 1990年12月 - ホテル「ニチマ倶楽部」営業開始。
- 1991年2月 - タイの関連会社サハキット・ウィサーン・カンパニーリミテッドにて自動車用フロアーマット生産開始。
- 1991年4月 - 富山県婦負郡八尾町(現 富山市)にて「八尾魚の公園」営業開始。
- 1993年3月 - 富山県砺波市にパスタおよびレトルトソースの北陸工場完成。
- 1997年3月 - 関連会社サハキット・ウィサーン・カンパニーリミテッドを子会社化。
- 2010年3月 - ホテル「ニチマ倶楽部」閉鎖。
- 2012年3月 - 水産事業(鮎養殖)廃止。
- 2022年 - ゴーゴーカレーグループが筆頭株主になった[3]。
- 2023年
- 4月6日 - ゴーゴーカレーグループ創業者で取締役会長の宮森宏和が代表取締役社長に就任した[4]。
- 8月21日 - 宮森宏和代表取締役社長が解職(代表取締役より取締役へ)され、代表取締役副社長の山村貴伸が代表取締役社長に昇格した[5][6]。
- 8月29日 - 宮森がインサイダー取引規制に違反した疑いがあるとして、特別調査委員会を設置すると発表した[7]。関係者によると、ゴーゴーカレーが同月21日までに日本製麻株を買い増した行為が、未公表情報を踏まえた疑いがある[8]。
- 11月22日 - 特別調査委員会の報告を受領したと発表。株式取得は「インサイダー取引に該当する疑惑を生じさせるもの」と問題点を指摘した[9]。
- 11月29日 - 報告内容を受け、再発防止策を発表するとともに、宮森宏和取締役に辞任勧告[10][11]。
- 2024年2月21日 - 宮森宏和が取締役を辞任[12]。
主な事業内容
[編集]産業資材事業
[編集]- 黄麻製品:ジュート及びケナフを原料とした、林業用、園芸用、麻糸、麻紐、麻布や麻袋等黄麻製品の販売。
- 包装資材:製粉、精米、石油化学原料などの包装容器として、重包装用紙袋、肥料用PE袋、ダンボール、フレコン等の製造販売。
ボルカノ食品事業
[編集]- スパゲッティの製造販売。
- 輸入パスタや、北陸工場で生産しているパスタ用レトルトソース・スープ・カレーなど、各種のレトルトソースの販売。
- イタリアからの直輸入オリーブオイル、トマト缶、バルサミコ酢、アンチョビの販売。
マット事業
[編集]- 自動車用マット:自動車用フロアーマット、高級カーペットの製造・販売。
- ゴルフ用品:ゴルフ練習場向人工芝マットやキャディバッグ、ダッフルバッグ等ゴルフ用アクセサリーの製造販売。
過去の事業
[編集]- 水産事業:和歌山県白浜町における鮎の養殖。2011年の台風12号被災からの復興が困難なため、2012年3月で廃止となった。
- ホテル事業:砺波市「ニチマ俱楽部」。1990年に旧富山工場跡地を利用して開業。利用低迷のため2010年3月末閉業。その後跡地とその周辺土地はアルビスに賃貸され[13][14]、ショッピングモール「イータウンとなみ」となっている。
関連会社
[編集]- 連結子会社
- 持分法適用関連会社
脚注
[編集]- ^ a b c d e “会社案内”. 日本製麻株式会社. 2020年11月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “有価証券報告書-第92期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)”. EDINET. 2020年11月3日閲覧。
- ^ “ゴーゴーカレーが日本製麻の筆頭株主に 経営戦略変更求める|経済|石川のニュース|北國新聞”. 北國新聞. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “日本製麻、新社長に「ゴーゴーカレー」創業者の宮森氏 取締役7人は退任”. 神戸新聞NEXT (株式会社神戸新聞社). (2023年4月6日) 2023年4月19日閲覧。
- ^ “日本製麻、突然の社長解職 宮森氏、わずか4カ月で”. 北國新聞. (2023年8月22日) 2023年8月22日閲覧。
- ^ 『代表取締役の異動(解職)および社長交代に関するお知らせ』(プレスリリース)日本製麻株式会社、2023年8月21日 。
- ^ 『特別調査委員会設置に関するお知らせ』(プレスリリース)日本製麻株式会社、2023年8月29日 。
- ^ “日本製麻前社長がインサイダー疑い ゴーゴーカレーの株買い増しで”. 産経新聞. (2023年8月30日) 2023年8月30日閲覧。
- ^ 「ゴーゴーカレーGによる株取引の問題指摘、日本製麻が報告書受領」『ロイター』2023年11月22日。2024年3月8日閲覧。
- ^ 『再発防止策及び関係者の処分に関するお知らせ』(プレスリリース)日本製麻株式会社、2023年11月29日 。
- ^ “日製麻、前社長でゴーゴーカレー創業者の宮森取締役に辞任勧告”. ロイター. (2023年11月29日) 2024年3月8日閲覧。
- ^ 『取締役の辞任及び後任人事に関するお知らせ』(プレスリリース)日本製麻株式会社、2024年2月21日 。
- ^ "富山県砺波市ホテル「旧ニチマ倶楽部」及び隣接敷地の賃貸に関するお知らせ" (PDF) (Press release). 日本製麻株式会社. 15 October 2010.
- ^ 「日本製麻ホテル跡、アルビスが大型SC」『日本経済新聞』2010年6月18日。2023年3月8日閲覧。