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日本晴(にほんばれ、にっぽんばれ)
- 気象としての日本晴/日本晴れ(にほんばれ、にっぽんばれ)は、雲一つない快晴を意味する日本語圏独自の表現である。室町時代に初出。用例「―の上天気」 ⇒ 「日本晴 (気象)」
- 心のありようとしての日本晴/日本晴れ(にほんばれ、にっぽんばれ)は、心が晴れ晴れとしていること、心にわだかまりなどが全く無いことを意味する。用例「すがすがしい―の気持ち」「心はすっきり―」
- 植物品種の日本晴(にっぽんばれ)は、イネの一品種である。
- 酒における日本晴(にほんばれ)は、日本酒の銘柄の一つで、複数の銘酒を指す。 ⇒ 「日本晴 (酒)」
- a. 富山県産の日本酒の一銘柄。酒名は日清戦争の勝利を記念して命名された。原料米は五百万石。蔵元の「日本晴酒造」は嘉永年間(1848-1854年)創業であるが、現在は廃業。蔵は現在の高岡市横田町にあった。
- b. 大分県産の日本酒の一銘柄。蔵元は「緒方酒造」であるが、現在は廃業。蔵は現在の豊後大野市緒方町馬場にあった。
- c. 和歌山県産の日本酒の一銘柄。蔵元は1928年(昭和3年)に創業した「紀の司酒造」で、蔵は海南市に所在。