日本和声
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日本和声(にほんわせい)は、日本固有の和声法である。主に民謡や童謡に使用されている。
概要
[編集]日本和声は、日本固有の和声法である。特徴として、核音がふたつあることが上げられ、これはほかではありえないことである[1][2]。
日本和声には陽旋法1,2、陰旋法1,2,3の3つがある[3]。
陽旋法
[編集]陽旋法は陽旋と略される。西洋の和声法でいうメジャーキーで、明るい印象を受ける。陽旋1はヨナ抜き音階に似たように聴こえるが、まったく違うものである。陽旋2のみ6音使用される。
陽旋1を使用した代表的な歌に、「なべなべそこぬけ」などがある。
陽旋2を使用した代表的な歌に、「ちゃちゃつぼ」などがある。
陰旋法
[編集]陰旋法は陰旋と略される。西洋の和声法でいうマイナーキーで、暗い印象を受ける。陰旋3は上りが陰旋1、下りが陰旋2という形になっている。
陰旋1を使用した代表的な歌に、「とおりゃんせ」がある。
陰旋2を使用した代表的な歌に、「うさぎ」がある。
資料
[編集]小山清茂
- 日本和声 : 日本の音を求めて そのしくみと編・作曲へのアプローチ[4]
脚注
[編集]- ^ 【たまには音楽理論】「日本和声」解説! ~ 演歌もヨナ抜きも実は偽物⁉ 真の日本音楽は「レ」から始まり主音は2つ 2024年4月6日閲覧。
- ^ “日本和声と調の揺らぎ”. J-POPと調の揺らぎ (2019年10月24日). 2024年4月6日閲覧。
- ^ 野上義臣「日本和声の体系的処理法」(PDF)『岡山県立短期大学研究紀要』第9号、岡山県立短期大学、1965年10月1日、41-52頁。
- ^ “日本和声 : 日本の音を求めて そのしくみと編・作曲へのアプローチ”. 2024/6/28 17:40閲覧。