日本味噌
本社 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒221-0862 神奈川県横浜市神奈川区三枚町364 北緯35度29分28秒 東経139度35分58.6秒 / 北緯35.49111度 東経139.599611度座標: 北緯35度29分28秒 東経139度35分58.6秒 / 北緯35.49111度 東経139.599611度 |
設立 | 1919年12月 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 9020001024062 |
事業内容 | 味噌をはじめとする調味料の製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 田中清孝 |
資本金 | 80,783,250円 |
外部リンク | https://www.nihonmiso.com/ |
日本味噌株式会社(にほんみそ)は、横浜市神奈川区に所在する食品会社。横浜市で唯一の味噌メーカーである[1]。
歴史
[編集]1885年(明治18年)6月、米穀商上総屋の中村清蔵は、東京市深川区深川佃町[注釈 1]にて味噌の醸造を始める。1919年(大正8年)12月には会社組織に改め、資本金700万円で日本味噌株式会社を設立した。1920年に東京醸造株式会社を買収したことで、それまでの深川佃町・平井に本所表町と品川の工場が加わり月産50万貫[注釈 2]の生産体制となったが、1923年の関東大震災で深川と本所の工場が焼失した[3]。
1933年、田中覚造は横浜味噌株式会社を設立[3]。横浜市中区山下町に工場を設けた[4]。1938年、日本味噌と横浜味噌が合併[3]。良質な水を求め[4]、1961年に神奈川区三枚町に土地を取得。1964年7月に新工場が完成し、品川・平井と旧横浜工場を閉鎖し新工場での生産に切り替えた[3]。1998年12月7日には、本社を東京都品川区から横浜工場内に移転した[5]。横浜工場は新横浜駅にほど近い東海道新幹線・市道環状2号線沿いに位置し、新幹線の車窓からも看板が目立つ[4]。
製品
[編集]「かねじょうみそ」の商標で販売を行う。江戸甘味噌の製造では最大手で[6]、東京都地域特産品認証食品にも選ばれている[7]。江戸甘味噌を使ったフリーズドライ味噌汁[8]、業務用の焼肉のたれ、味噌カツ用ソース、豆豉醤など各種調味料類[9]、ラーメン店向けの味噌ラーメンのタレ[10]などの製造も行っている。戦前より神奈川県横浜で味噌の醸造を行っている企業として、神奈川県の地産地消原料を使用した味噌づくりを模索。津久井在来大豆と神奈川県産米麹を使用した味噌「津久井」は、かながわブランドに選定された[11]。
毎月最終土曜には、横浜工場で直売を実施している[12]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “ハマッ子レガシー物語 第3章 招福門×横浜唯一の味噌蔵「日本味噌」”. 横浜市観光協会 (2022年3月1日). 2024年5月31日閲覧。
- ^ 町名の移り変わり(1) (PDF) (江東区役所)
- ^ a b c d 沿革(日本味噌株式会社)
- ^ a b c “伝統の味を守る「日本味噌」とは!?”. はまれぽ.com (2012年8月27日). 2024年5月31日閲覧。
- ^ “日本味噌が横浜工場に本社機能を移転”. 日本食糧新聞. (1998年12月4日) 2024年5月31日閲覧。
- ^ “江戸甘味噌、東京ご当地ラーメンに” (pdf). 東京新聞(日本味噌サイト内に掲載). (2009年7月2日) 2024年5月31日閲覧。
- ^ “東京都地域特産品認証食品 かねじょう江戸甘みそ”. 東京都産業労働局 (2020年3月16日). 2024年5月31日閲覧。
- ^ “かねじょう江戸甘みそ/江戸甘味噌フリーズドライ味噌汁”. 東京都農林水産振興財団. 2024年5月31日閲覧。
- ^ 商品ラインナップ(日本味噌株式会社)
- ^ “企画特集 3【元気のひけつ】江戸甘みそ 伝統と新風”. 朝日新聞デジタル (2016年7月6日). 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月31日閲覧。
- ^ かながわブランドの紹介 神奈川県産味噌「津久井」(かながわブランド振興協議会)
- ^ 日本味噌株式会社(東京都味噌工業協同組合)