日本サルヴェージ
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(日本サルヴヱージから転送)
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒143-0016 東京都大田区大森北一丁目5番1号 北緯35度35分14.2秒 東経139度43分40.2秒 / 北緯35.587278度 東経139.727833度座標: 北緯35度35分14.2秒 東経139度43分40.2秒 / 北緯35.587278度 東経139.727833度 |
設立 | 1934年(昭和9年)9月21日 |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 2010801008981 |
事業内容 | 海難船舶および海難積荷の救助・撤去、船舶およびその他の浮揚物の曳航、海洋汚染防除およびその関連事業、海洋・水中工事の請負、施工等 |
代表者 | 松村建世(取締役社長) |
資本金 | 6億4000万円 |
売上高 |
101億1000万円 (2023年12月期)[1] |
営業利益 |
21億2900万円 (2023年12月期)[1] |
経常利益 |
23億2400万円 (2023年12月期)[1] |
純利益 |
16億1500万円 (2023年12月期)[1] |
純資産 |
267億3100万円 (2023年12月期)[1] |
総資産 |
304億6300万円 (2023年12月期)[1] |
従業員数 | 130 |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 |
東京海上日動火災保険 トーア再保険 損害保険ジャパン 三井住友海上火災保険 あいおいニッセイ同和損害保険 日本郵船 商船三井 他 |
外部リンク |
www |
日本サルヴェージ株式会社[注 1](にっぽんサルベージ、英: The Nippon Salvage Co., Ltd.)は、東京都大田区に本拠を置く日本のサルベージ会社の一つ。日本サルベージ協会加盟。日本のサルベージ会社では唯一国際救助者連盟へ理事を送り出している。クレーン会社の日本サルベージサービスとは関係ない。
概要
[編集]1934年(昭和9年)9月21日、日本の損害保険会社主導の下、当時のサルベージ業界の二強であった「帝国サルヴェージ株式会社」と「東京サルヴェージ株式会社」が統合し、日本サルヴェージ株式会社が設立された。太平洋戦争(大東亜戦争)中は、国策として業界を1社に集約した「日本海難救助株式会社」へ統合され、社員・船舶は海軍へ応召、各艦隊へ組み込まれたりしたが、敗戦後は国策会社は廃止され、当初の社名へ変更した。
今日では、シンガポール以東、西太平洋地域では最大のサルベージ会社。国内での同業他社は、深田サルベージ建設等数社存在するが、同社の社名も見てもわかるとおり、そのほとんどは海洋工事などへ業種をシフトしている。日本サルヴェージも海底ケーブルを敷設する工事部門を持っているが、売り上げの大半は海難救助に依存している。このため、現在では日本サルヴェージは自他共に認めるサルベージ業界のリーディングカンパニーといえる。
主要船舶
[編集]- 海難救助船(サルベージ船)「航洋丸」(2,474総トン、10,000馬力)東京都の尖閣諸島調査団の母船として使用
- 海難救助船(サルベージ船)「早潮丸」(497総トン、4,000馬力)[2]
- 作業台船「開洋」
- 作業台船「海進」[3]
- 作業台船「正国」[4]
- 作業台船「海島」[5]
沿革
[編集]- 1893年(明治26年)12月、三菱長崎造船所が海難救助事業を開始。
- 1917年(大正6年)、東京サルヴェージ株式会社設立。同年、三菱長崎造船所の海難救助部門・山科海事工業所・松田海事工業所を併合し、日本海事工業株式会社設立。
- 1918年(大正7年)、帝国海事工業株式会社設立。
- 1924年(大正13年)、日本海事工業株式会社と帝国海事工業株式会社が統合し、帝国サルヴェージ株式会社設立。
- 1934年(昭和9年)9月21日、帝国サルヴェージ株式会社と東京サルヴェージ株式会社が統合し、日本サルヴェージ株式会社設立。
- 1937年(昭和12年)、香港港外に坐礁した、浅間丸の救助作業に着手(1938年(昭和13年)救助成功)。この顛末については内藤初穂著「太平洋の女王 浅間丸」に詳述されている。
- 1939年(昭和14年)、上海に事務所を開設。
- 1940年(昭和15年)、東京月島に技術研究所兼潜水技術員養成所を新設。
- 1949年(昭和24年)、水中電気切断の実用化。
- 1965年(昭和40年)、水中電気溶接の実用化。
- 1979年(昭和54年)、海洋事業部を設置。
支店
[編集]フィクションへの登場
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 公式サイト上などでの表記。登記社名は「日本サルヴヱージ株式会社」で、「ヱ」は大書きとなる。また、決算公告では「日本サルヴヱージ株式会社」と、「ヱ」を小書きにした表記を用いている。
出典
[編集]- ^ a b c d e f 日本サルヴェージ株式会社 第90期決算公告
- ^ “竣工船フラッシュ - 早潮丸”. www.jseinc.org. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “作業船・海洋構造物 – 前畑造船株式会社”. maehata-zousen.co.jp. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “KiPiOの散歩道 船★多目的作業用台船 正国”. www.kipio.net. 2022年6月4日閲覧。
- ^ “竣工船フラッシュ - 海島(みしま)”. www.jseinc.org. 2022年6月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- 日本サルヴェージ株式会社
- なつかしい日本の船団(日本サルヴヱージの過去の船団あり) - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
- 国際救助者連盟(ISU)
- スミット(SMIT)