コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

日本ふるさと沈没

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本ふるさと沈没』(にっぽんふるさとちんぼつ)は、2006年徳間書店より発行された漫画アンソロジーISBN 4197701322)。

小松左京による小説『日本沈没』を下敷きにしたパロディ漫画を多数の漫画家が競作したもので、同年のリメイク映画のタイアップ企画。

には小松左京が「しかし、こんなふうには沈まん!!!」とコメントを寄せた。

収録されている作品のほとんどが、各執筆者の出身地(ふるさと)を取り上げたものとなっている。

小松左京の死去に際し、『小松左京に捧ぐ トリビュート日本沈没』と改題し、一部増補を含み再版された(ISBN 4199502769)。

執筆者および作品

[編集]
作中に登場する「地殻DDプレート・テクニクス理論」は、「プレートテクトニクス理論」と、かつてTechnicsが開発したダイレクトドライブ方式レコードプレーヤーとを掛けた駄洒落
田所博士に相当するキャラクターの名は「田所沢博士」、小野寺とともに女性。所沢ゆえに「となりのトトロ」をネタとしたギャグも登場する。
三鷹市玉川上水入水した太宰治による「人間失格」を取り上げた静かな作品。
1973年の映画版をネタとしたギャグが全編に連続的に登場する。

『小松左京に捧ぐ トリビュート日本沈没』で追加された内容

[編集]
  • 鶴田謙二・一色登希彦 - 「小松左京に捧ぐ 特典対談」
  • とり・みき - 「小松左京追悼マンガ こうして私は小松左京の周りをウロチョロした」

初版発売時の特典

[編集]

初版のカバーには「応募者全員サービス」として「劇場用(笑)BIGポスター」(表記まま)の応募券がついていた。ただし、サービスとはいっても無料ではなく、1,500円分の定額小為替の送付が必要であった。このサービスは2006年9月29日をもって締め切られている。

関連項目

[編集]