日本ふるさと沈没
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『日本ふるさと沈没』(にっぽんふるさとちんぼつ)は、2006年に徳間書店より発行された漫画アンソロジー(ISBN 4197701322)。
小松左京による小説『日本沈没』を下敷きにしたパロディ漫画を多数の漫画家が競作したもので、同年のリメイク映画のタイアップ企画。
帯には小松左京が「しかし、こんなふうには沈まん!!!」とコメントを寄せた。
収録されている作品のほとんどが、各執筆者の出身地(ふるさと)を取り上げたものとなっている。
小松左京の死去に際し、『小松左京に捧ぐ トリビュート日本沈没』と改題し、一部増補を含み再版された(ISBN 4199502769)。
執筆者および作品
[編集]- 作中に登場する「地殻DDプレート・テクニクス理論」は、「プレートテクトニクス理論」と、かつてTechnicsが開発したダイレクトドライブ方式レコードプレーヤーとを掛けた駄洒落。
- 西島大介 - 「三鷹沈没」
- 鶴田謙二 - 「沈没ラプソディー」
- 恋緒みなと - 「赤味噌沈没!?」
- 米村孝一郎 - 「続山海評判記」
- ひさうちみちお - 「京都沈没」
- トニーたけざき - 「ちんぼつニッポン」
- 空ヲ - 「古都消失」
- いしいひさいち - 「岡山沈没」
- 寺田克也 - 「しあわせな桃太郎」
- TONO - 「日本沈没大騒動」
- 宮尾岳 - 「発動!D-4計画」
- 安永航一郎 - 「日本沈没責任論」
- ヒロモト森一 - 「マンガ日本沈没」
- 幸田朋弘 - 「対馬残留」
- ロマのフ比嘉 - 「国ぬ国々 島ぬ島々」
- とり・みき - 「日本沈orz全国編」
- 1973年の映画版をネタとしたギャグが全編に連続的に登場する。
『小松左京に捧ぐ トリビュート日本沈没』で追加された内容
[編集]- 鶴田謙二・一色登希彦 - 「小松左京に捧ぐ 特典対談」
- とり・みき - 「小松左京追悼マンガ こうして私は小松左京の周りをウロチョロした」
初版発売時の特典
[編集]初版のカバーには「応募者全員サービス」として「劇場用(笑)BIGポスター」(表記まま)の応募券がついていた。ただし、サービスとはいっても無料ではなく、1,500円分の定額小為替の送付が必要であった。このサービスは2006年9月29日をもって締め切られている。