新鴨緑江大橋
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新鴨緑江大橋(しんおうりょっこうだいきょう、中国語: 中朝鸭绿江界河公路大桥、新鸭绿江大桥、朝鮮語: 압록강다리)は、中華人民共和国(中国)遼寧省丹東から鴨緑江の中朝国境をまたいで朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平安北道新義州市とを結ぶ第3の橋になる。設置場所は、鴨緑江大橋(中朝友誼橋)の下流20kmの位置で、振興区(新城区)の浪頭から対岸の三橋川が鴨緑江へ合流するところの右岸(龍川)へ達する。構造は吊り橋。全長は6,026m、アクセス道路を含めると20km[1][2]。
概要
[編集]建設は2009年10月、中国の温家宝首相が訪朝した際に締結した「経済合作協定」によるもので、事業費は1億5000万ドル。大部分は中国の資金協力で賄われた。
橋の建設は両岸から中国が2011年10月に始め、2014年10月には橋の本体と中国側接続道路が完成。しかしながら北朝鮮側の接続道路、税関施設の建設は、前年度から対中国との経済交流を進めていた張成沢が失脚するなど中朝関係が悪化している背景もあり、現在に至るまで目処は立っておらず無期限延期となっている[3][4][5]。
中朝関係が改善した2019年、北朝鮮が道路を造成し始めたことが報じられた[6]。
脚注
[編集]- ^ 新鴨緑江大橋(百度百科)(中国語)
- ^ 新鴨緑江大橋(互動百科)(中国語)
- ^ 中朝国境に橋・鉄道が次々…中国が「開放」促す (読売新聞)
- ^ 中朝協力の大橋建設、完成後も接続路なく、関係悪化影響 (読売新聞)
- ^ 新鴨緑江橋開通が無期限延期(ハンギョレ新聞)
- ^ “中朝の「新大動脈」開通間近か 新鴨緑江大橋、北朝鮮側道路を造成”. 産経ニュース. (2019年12月27日) 2020年1月1日閲覧。