新沢嘉芽統
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新沢 嘉芽統(しんざわ かがとう、1912年 - 1996年5月20日)は、日本の農学者・水文学者。農学博士(東京大学、1962年)
経歴
[編集]新潟県生まれ。1936年東京帝国大学農学部卒、農林省に入り、愛知県、熊本県で勤務。1945年東大農学部講師、54年東京大学農学部助教授、69年教授。73年定年退官[1]。上野英三郎を初代担当とする農業工学講座が別れた後の、農業土木学第三講座(1954-1961)、農業土木学第二講座(1961-1963)、農地工学講座(1969-1973)を担当[2]。1962年「河川における水利調整の研究」で東大農学博士。1963年『河川水利調整論』で日経・経済図書文化賞受賞。
著書
[編集]単著
[編集]- 『農業剰余価値形態論:土地資本を中心として』(東京大学出版会、1954年)
- 『土地改良論』(東京大学出版会、1955年)
- 『農業水利論』(東京大学出版会、1955年)
- 『農産物価格論:米価形成の機構に関する研究』(資源協会、1959年)
- 『河川水利調整論』(岩波書店、1962年)
- 『農産物価格論:米価形成の機構に関する研究』(有斐閣、1986年)
共著
[編集]- (山崎不二夫・八幡敏雄)『農地造成』(金原出版、1958年)
- (小出進[要曖昧さ回避])『耕地の区画整理』(岩波書店、1963年)
- (華山謙)『地価と土地政策』(岩波書店、1970年)
- (岡本雅美)『利根川の水利』(岩波書店、1985年)
監修
[編集]
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 「故新沢嘉芽統先生を偲んで」小出進「農村計画学会誌」1996
- ^ 東京大学農業工学・生物・環境工学分野関係講座の系譜