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新改訂標準訳聖書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新改訂標準訳聖書
正式名称 New Revised Standard Version
略称 NRSV
完全版
出版時期
1989年
原文 旧約聖書: ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシアで、 死海文書七十人訳聖書の影響もある。
第二聖典: 七十人訳聖書Rahlfs)で、ヴルガータからの影響もある。
新約聖書:聖書協会世界連盟Novum Testamentum Graece(第3版修正済み)で、これはネストレ・アーラント第27版に81%呼応する。
翻訳の
種類
おもに形式等価(性の中立性に関しては最小の意訳
対象年齢 中高生
著作権状態 米国キリスト教会協議会キリスト教教育部、1989年
教派 エキュメニカルであるが、一般的に信徒教育面ではメインライン・プロテスタント的。
In the beginning when God created the heavens and the earth, the earth was a formless void and darkness covered the face of the deep, while a wind from God swept over the face of the waters. Then God said, “Let there be light”; and there was light.
For God so loved the world that he gave his only Son, so that everyone who believes in him may not perish but may have eternal life.

新改訂標準訳聖書(しんかいていひょうじゅんやくせいしょ、英語: New Revised Standard Version、略称:NRSV)は米国キリスト教会協議会が1989年に発行した英語訳聖書である。これは『改訂標準訳聖書』の改訂版で、それも『アメリカ標準訳聖書』(American Standard Version)の改訂版であった。

概要

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新改訂標準訳聖書は個人用、礼拝用、研究用にひろく読まれるように編纂された聖書である。翻訳の全部は、プロテスタント用の正典だけでなく、カトリックおよび正教で使われている第二正典を含んでいる。出版は3つの書物になり、プロテスタント用(39の書物)、カトリック用(12の書物を追加)、共用聖書(Common Bible、さらに6つの書物を追加)がある。また、英国英語を使った版も発行されている[1]

この英訳には正教、カトリック、プロテスタント教会の代表者だけでなく、ユダヤ教の代表者も参加した。

キリスト教の保守派(米国聖公会、ルーテル教会、長老教会など)を中心にアメリカ合衆国で多く使用されていて、21世紀に入っても、広く使われている英語訳聖書である。

翻訳の原則

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翻訳の原則として、二つ挙げられる。ひとつは、改訂標準訳聖書は「死海文書」が発見される以前のものであり、新改訂標準訳聖書ではこうした原文の研究に関して最新の情報を入れている。もうひとつは、原文の意味を曲げない限り、性的表現は男性中心の表現を避けて、中立的な表現にした。

子供用聖書

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最も広く使われている聖書版のひとつとしてさまざまな用途の書籍が発行されてきて、NRSV版『子供用聖書』(Children's Bible)[2]も作られている。これは英語文章はNRSV版聖書そのままで、カラー図版をそここのに挿入して、巻末に用語の説明を行ない読みやすくしている。また本文中に人名・地名などの固有名詞の発音を示して、礼拝あるいはグループでの購読に対応している。

脚注

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  1. ^ NRSV Popular Text Bible with Apocrypha, NR530:TA: Anglicized Edition Hardcover – 15 Nov 2007 (Amazon.co.uk)
  2. ^ Children's Bible, New Revised Standard Version (Nashville: Thomas Nelson, Inc.,1990) ISBN 0-8407-1461-0

参照項目

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外部リンク

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