コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

新川哲雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新川 哲雄(しんかわ てつを、1946年 - )は、日本の哲学者日本思想史学者、日本仏教研究者。学習院大学文学部哲学科名誉教授東京都世田谷区出身。

主な研究対象は平安時代天台宗天台密教思想、特に安然の成仏論や、証真の研究、および神祇信仰である。さらに、芸道、特に世阿弥の研究でも知られている。

学生時代の指導教授は、筧泰彦である。

主著『安然の非情成仏義研究』のあとがきによれば、1980年に、謡曲の「草木国土悉皆成仏」の句へ興味を持ち、そこから仏教教理における、非情成仏義の研究へと進んだという。

所属学会は、日本思想史学会日本印度学仏教学会日本倫理学会日本宗教学会、学習院大学哲学会など。

略歴

[編集]
  • 1971年3月 学習院大学文学部哲学科卒業
  • 1973年3月 学習院大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了
  • 1979年4月 学習院大学文学部哲学科専任講師に着任、助教授を経て、教授
  • 2013年3月 学習院大学文学部哲学科を退職

教え子

[編集]

著書

[編集]
  • 『人間世阿弥 ある申楽者の思念』芸立出版、1977年。ISBN 4-87466-007-X
  • 『生きたるものの思想 日本の美論とその基調』ぺりかん社、1985年5月。ISBN 4-8315-0362-2
  • 『日本文化の基調 「道」の観念』文化書房博文社、1986年6月。(廣田繁大多和昭彦との共著)
  • 『安然の非情成仏義研究』学習院大学叢書23、1992年3月(非売品)。