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新倉美子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しんくら よしこ
新倉 美子
新倉 美子
生年月日 1933年
国籍 日本の旗 日本
職業 ジャズシンガー、女優
ジャンル 映画
活動期間 1953年 - 1956年[1]
主な作品
映画
青春ジャズ娘
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新倉 美子(しんくら よしこ、1933年10月31日 - )は、日本ジャズシンガー、女優。画廊経営者。苗字の読み方を「にいくら」とする資料もある[2][3]。本名、池田美子[4]

俳優辰巳柳太郎の長女として大阪府に生まれる[5]青山学院高等部を経て日本ジャズ学校に学ぶ[6]1951年NHKの『真昼の音楽』で歌手デビュー。

1957年に結婚して引退。1973年、東京青山に画廊「ギャルリー・しんくら」を開業。

人物・エピソード

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  • 新東宝での後輩筋にあたる前田通子が1960年に発表した手記によれば、当時の映画界にはあいさつを偏重するあまり「あいさつをしないヤツ」を徹底的に排除しようとする同調圧力があり、新倉はひどい近視であったためにおじぎを失することが多く、それがもとで様々な悪評をたてられ新東宝に居られなくなった[7]と記している。

出演映画

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以下の公開年、作品名、監督名、製作会社、役名は特に記載がない限りKINENOTEに従った[1]

1954年
  • 1953年 『薔薇と拳銃』 志村敏夫監督 新生プロ、東映東京 - 花世 役 [8]
  • 1953年 『青春ジャズ娘松林宗恵監督 新東宝 - 浅井俊子 役 [9]
  • 1953年 『アチャコ青春手帳第四話 めでたく結婚の巻』 井上梅次監督 新東宝、吉本 - ジャズ・シンガア 役[10]
  • 1953年 『明日はどっちだ長谷部慶治監督 エイトプロ、新東宝 [11]
  • 1954年 『娘十六ジャズ祭り』井上梅次監督 新東宝 - 羽根美智子 役 [12]
  • 1954年 『娘ごころは恥づかしうれし』 小森白監督 今村プロ[13] - 新婚の妻 役 [14]
  • 1954年 『重盛君上京す』渡辺邦男監督 新東宝 - 香取光子 役 [15]
  • 1954年 『君ゆえに』 野村浩将監督 新東宝 - 娘勝恵 役 [16]
  • 1954年 『ジャズ・オン・パレード1954年 東京シンデレラ娘』 井上梅次監督 新東宝 - 啓子 役 [17]
  • 1955年 『忍術児雷也』 萩原遼加藤泰監督 新東宝 [18]
  • 1955年 『逆襲大蛇丸』 加藤泰監督 新東宝 [19]
  • 1955年 『森繁の新入社員』 渡辺邦男監督 新東宝 - 静香時子 役 [20]
  • 1955年 『森繁のやりくり社員』 渡辺邦男監督 新東宝 - 谷間百合子 役 [21]
  • 1956年 『極楽剣法 前篇 地獄剣の挑戦』 丸根賛太郎監督 日活 - 雪絵 役 [22]
  • 1956年 『極楽剣法 後篇 月明の決戦』 丸根賛太郎監督 日活 - 雪絵 役 [23]
  • 1956年 『快傑耶茶坊 前篇 流血島の鬼』[24] 丸根賛太郎監督 日活 - 細鍋 役 [25]
  • 1956年 『快傑耶茶坊 後篇 絶海の死闘』[26] 丸根賛太郎監督 日活 - 細鍋 役 [25]

シングル

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脚注

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  1. ^ a b 新倉美子”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  2. ^ 『映画の手帖』162頁(長嶋書房)
  3. ^ 『日本映画人名辞典: 第3分冊. な-わ』1381頁
  4. ^ 『日本人物情報大系: 女性編』451頁
  5. ^ 婦人画報社編『親父バンザイ』110頁(婦人画報社、1986年)
  6. ^ 『新訂現代日本人名録98』第2巻1474頁
  7. ^ 講談社『日本』1960年1月号 p.158 - p.161 前田通子「女優稼業の裏通り」
  8. ^ 薔薇と拳銃”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  9. ^ 青春ジャズ娘”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  10. ^ アチャコ青春手帳第四話 めでたく結婚の巻KINENOTE、2021年1月31日閲覧
  11. ^ 明日(あした)はどっちだ国立映画アーカイブ、2021年1月31日閲覧
  12. ^ 娘十六ジャズ祭り”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  13. ^ 娘ごゝろは恥づかしうれし”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月10日閲覧。
  14. ^ 娘ごころは恥づかしうれし”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  15. ^ 重盛君上京す”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  16. ^ 君ゆえに”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  17. ^ ジャズ・オン・パレード1954年 東京シンデレラ娘、KINENOTE、2021年1月31日閲覧
  18. ^ 忍術児雷也”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月10日閲覧。
  19. ^ 逆襲大蛇丸”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月10日閲覧。
  20. ^ 森繁の新入社員”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  21. ^ 森繁のやりくり社員、KINENOTE、2021年1月31日閲覧
  22. ^ 極楽剣法 前篇 地獄剣の挑戦”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月10日閲覧。
  23. ^ 極楽剣法 後篇 月明の決戦”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月10日閲覧。
  24. ^ 快傑耶茶坊 前篇 流血島の鬼”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月10日閲覧。
  25. ^ a b 快傑耶茶坊(前後篇)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月10日閲覧。
  26. ^ 快傑耶茶坊 後篇 絶海の死闘”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月10日閲覧。
  27. ^ 新倉美子 ヴァイア・コン・ディオス 1954 / Vaya Con Dios - YouTube、2021年12月10日閲覧

外部リンク

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