斎藤英治 (英文学者)
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斎藤 英治(さいとう えいじ、1957年 - )は、日本のアメリカ文学研究家、映画評論家、翻訳家。
茨城県生まれ。明治大学法学部教授。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒業。明治大学文学研究科英文科修士課程修了。
大学時代に映画・文学批評の同人誌「キップル」を畑中佳樹、武藤康史と発行。小説家の村上春樹が1986年にジョン・アーヴィングの『熊を放つ』を翻訳する際、柴田元幸、畑中佳樹、上岡伸雄、斎藤英治、武藤康史の5人でチームを組んでバックアップした[1]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『さようなら、映画館 - 80年代フィルム・カルチャー』(フィルムアート社) 1989/10
共著・編著
[編集]- 『モリー・リングウォルド - リングレッツ旋風・我らがミス・ヒーロー』(石原良太共編、芳賀書店、デラックスカラーシネアルバム) 1987/3
翻訳
[編集]- 『とっておきのアメリカ小説12篇 and Other Stories』(村上春樹, 川本三郎, 柴田元幸, 畑中佳樹共訳、文藝春秋) 1988.9
- 『80年代アメリカ女性作家短篇選』(干刈あがた共訳、新潮社) 1989.4
- ローリー・ムーア『セルフ・ヘルプ』(干刈あがた共訳、白水社、新しいアメリカの小説) 1989、白水Uブックス 1994.9
- マーガレット・アトウッド『侍女の物語』(新潮社) 1990.3、ハヤカワepi文庫 2001
- モナ・シンプソン『ここではないどこかへ』上・下(、早川書房、Hayakawa Novels) 1993.3、ハヤカワ文庫 2000
- スーザン・アレン・トウス『ブルーミング』(新潮社、新潮クレスト・ブックス) 1999.12
- 『明かりが消えて映画がはじまる ポーリン・ケイル映画評論集』(山田宏一監修、武藤康史, 柴田元幸, 畑中佳樹共訳、草思社) 2003
脚注
[編集]- ^ ジョン・アーヴィング『熊を放つ』中央公論社、1986年5月、訳者あとがき。