文室子老
表示
時代 | 奈良時代 |
---|---|
生誕 | 不明 |
死没 | 不明 |
官位 | 従五位上・安房守 |
主君 | 称徳天皇→光仁天皇→桓武天皇 |
氏族 | 文室真人 |
文室 子老(ふんや の こおゆ)は、奈良時代の貴族。姓は真人。官位は従五位上・安房守。
経歴
[編集]従五位下に叙爵後、神護景雲2年(768年)諸陵頭に任ぜられる。
光仁朝に入り、宝亀3年(771年)武蔵員外介に任ぜられて地方官に転じるが、宝亀8年(777年)造宮少輔として京官に復する。
桓武朝でも、天応元年(781年)刑部少輔、延暦4年(785年)玄蕃頭と京官を歴任し、この間の延暦3年(784年)従五位上に昇叙される。その後は、延暦5年(786年)尾張守、延暦8年(789年)安房守と地方官を歴任している。
官歴
[編集]『続日本紀』による。
- 時期不詳:従五位下
- 神護景雲2年(768年) 7月1日:諸陵頭
- 宝亀3年(771年) 5月10日:武蔵員外介
- 宝亀8年(777年) 正月25日:造宮少輔
- 天応元年(781年) 5月25日:刑部少輔。12月23日:山作司(光仁上皇崩御)
- 延暦3年(784年) 正月9日:従五位上
- 延暦4年(785年) 10月12日:玄蕃頭
- 延暦5年(786年) 10月8日:尾張守
- 延暦8年(789年) 2月4日:安房守