教化局
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教化局(きょうかきょく)は、戦前期の文部省の内部部局の一つ。
概要
[編集]1942年(昭和17年)11月1日、行政簡素化の実施により宗教局と社会教育局の一部が改組され、教化局が設置される[1][2]。局内には総務課・宗教課・文化施設課が置かれ、宗教に関する事項、芸術の奨励・調査に関する事項、国宝・重要美術品・史蹟名勝天然記念物に関する事項、図書館・博物館に関する事項、社会教育上有益な図書の認定・推薦に関する事項、映画・演劇など娯楽の指導・監督・助成に関する事項、成人教育など社会教育に関する事項を管掌した[1][2]。
1943年(昭和18年)2月1日、教化局は教学局に合併され、局内に宗教課・文化課が新たに設置された[3]。
歴代局長
[編集]- 文部省教化局長
- 阿原謙蔵:1942年11月1日 - 1943年11月1日(廃局)
脚注
[編集]- ^ a b 秦 1981, 747頁.
- ^ a b 「御署名原本・昭和十七年・勅令第七四八号・行政簡素化実施ノ為ニスル文部省官制改正ノ件」 アジア歴史資料センター Ref.A03022764800 、昭和17年11月1日。
- ^ 「御署名原本・昭和十八年・勅令第八一二号・行政機構整備実施ノ為ニスル文部省官制中改正ノ件」 アジア歴史資料センター Ref.A03022870500 、昭和18年11月1日。
参考文献
[編集]- 秦郁彦『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』東京大学出版会、1981年。
- 秦郁彦 編『日本官僚制総合事典 : 1868-2000』東京大学出版会、2001年。ISBN 4130301217。