放送ライブラリー
放送ライブラリー Broadcast Library | |
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放送ライブラリーが入居する横浜情報文化センター | |
施設情報 | |
正式名称 | 放送ライブラリー |
愛称 | 放送ライブラリー |
事業主体 | 公益財団法人放送番組センター |
管理運営 | 公益財団法人放送番組センター |
開館 | 1991年10月 |
所在地 |
〒231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター |
外部リンク | https://www.bpcj.or.jp/ |
プロジェクト:GLAM |
放送ライブラリー(ほうそうライブラリー)は、神奈川県横浜市中区の横浜情報文化センター(情文センター)内にある、放送番組資料の保存・視聴および展示のためのアーカイブ施設である。
概要
[編集]ラジオ放送、テレビ放送開始以来、現在までに残っている番組やCMで、資料としての保存に値するものが系統的に収集され、デジタルデータ化されて保存されており、一般利用者は無料でこれらの資料を視聴することができる。放送に関する展示フロアもあり、放送に関連する人物を招いて無料セミナーなども催される。
2000年には、横浜市に現在の放送ライブラリーが開設され、新システムが導入されたのに合わせて、大阪府大阪市住之江区南港の大阪ワールドトレードセンタービルディングにも視聴施設が設けられたが[1]、2004年に閉鎖された。
2023年には、「全国放送番組アーカイブ・ネットワーク(番組アーカイブネット)」のサービスが開始され、対応する一部の図書館から視聴可能になった[2]。
運営
[編集]公益財団法人放送番組センターが、放送法第167条における「放送番組センター」としての指定を受けて施設を運営している。運営のための費用は、民放、NHK、横浜市からの基金の運用益や、補助金、寄付金などでまかなわれている。
収集
[編集]放送法第169条では、「放送番組センター」は、放送番組の収集の基準を定め、この基準に従って放送番組を収集することとされている。
公益財団法人放送番組センターでは放送番組収集基準を定め、以下の基準に該当する放送番組を収集している[3]。
- 国内および海外の賞を受けた番組
- 高視聴率、視聴者の反響など話題を集めた番組
- 表現技法、制作技術などにおいて新しいジャンルを開拓した番組
- 現代史、社会風俗、人物などの記録として価値のある番組
- 芸術、科学、伝統文化などの記録として価値のある番組
- 長期間継続して放送された番組
- 各社が当センターにおける保存・公開を希望した番組
- その他、放送史の記録として適当と認められる番組
したがって、放送ライブラリーにはすべての放送番組が保存されているわけではない。
放送ライブラリーでは、テレビ番組約20,000本、ラジオ番組約4,000本を保存しており、そのうち約18,000本が公開されている。また、放送番組以外に、ACC全日本CMフェスティバルで入賞したCMや、劇場用のニュース映画等も収集しており、合計約30,000本が公開されている[4]。
沿革
[編集]- 1991年10月 - 横浜みなとみらい21地区(横浜博覧会跡地)のパシフィコ横浜の並びに、初代放送ライブラリー開設[1]。
- 1997年9月 - 横浜情報文化センター着工。
- 1999年4月 - 初代放送ライブラリーの取り壊しにより、桜木町駅前のみなとみらい21クリーンセンタービルに暫定移転。
- 2000年
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 1-2 放送映像のアーカイブの試み : 最新のディジタル技術導入による新・放送ライブラリーの誕生(1.放送映像・映像文化を支える映像メディア)(<特集>新時代の映像情報メディアへ : 文化, 歴史, 伝統を支えるメディアへの展開) 山岸哲夫・野尻裕司、映像情報メディア学会誌 Vol.55 No.1
- ^ 「全国放送番組アーカイブ・ネットワーク」開始 - お知らせ
- ^ 放送番組収集基準 (PDF) 公益財団法人放送番組センター
- ^ 放送番組センターについて 放送ライブラリー