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放浪者の書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1510年版『放浪者の書』

放浪者の書』(ほうろうしゃのしょ、原題: Liber Vagatorum)は、1509年頃のプフォルツハイムで初版が出版された本で、著者は匿名である。ラテン語のタイトルを除けば、全体がドイツ語で書かれているので、当時の学者よりも一般人を対象とした著書であると推定できる[1]。初版が出てすぐにベストセラーになり、数世紀にわたって様々なタイトルに再出版された。内容は、中世ヨーロッパを放浪していた様々なタイプの詐欺師を説明し、彼らが民衆を欺くときに使用する手法と、仲間内だけで使用する符牒(ロートヴェルシュドイツ語版)を記述している[2]宗教改革の重要な人物であるマルティン・ルターは、1528年にこの本を編集および一部修正し、序文を書いた。

出典

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  1. ^ Rosenfeld, Moshe N. (1988). “Chapter 9. Early Yiddish in Non-Jewish Books”. In Katz, Dovid. Dialects of the Yiddish Language: Winter Studies in Yiddish, Volume 2. Papers from the Second Annual Oxford Winter Symposium in Yiddish Language and Literature, 14-16 December 1986. Pergamon Press. pp. 99-100. ISBN 9780080365640. OCLC 17727332. https://books.google.com/books?id=NSyLBQAAQBAJ&pg=PA99 November 5, 2022閲覧。 
  2. ^ Considine, John P. (2017). “Chapter 5. first curiosity-driven wordlists: Rotwelsch”. Small Dictionaries and Curiosity: Lexicography and Fieldwork in Post-medieval Europe. Oxford University Press. p. 36. doi:10.1093/acprof:oso/9780198785019.001.0001. ISBN 9780198785019. OCLC 955312844. https://books.google.com/books?id=MmLODQAAQBAJ&pg=PA36 November 5, 2022閲覧。 

外部リンク

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