撃剣叢談
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『撃剣叢談』(げっけんそうだん)は、江戸時代後期に著された武芸書。1790年(寛政2年)、備前国岡山藩士の三上元龍著[1]。全5巻。
概要
[編集]『武術叢書』や山田次朗吉『心身収容剣道修儀』では、著者を源徳修、版行を1843年(天保14年)としているが、近年の写本研究によって、著者は三上元龍であるとされている[1]。内容は、三上元龍が1760年代~1790年代の間に見聞した剣術流派や師家についてまとめたもの[1]。伝聞の誤りも散見されるが、『本朝武芸小伝』(1716)『日本中興武術系譜略』(1767)に見られない多くの流派が記載されており、18世紀後半に多くの流派が生まれたことを示唆している[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 長尾進「18世紀における剣術の変質過程に関する研究:『撃剣叢談』の分析を中心に」『明治大学人文科学研究所紀要』第45号、明治大学人文科学研究所、1999年3月、121-133頁、ISSN 05433894、NAID 120001440185。
関連項目
[編集]関連書籍
[編集]- 笹間良彦 『図説日本武道辞典』 柏書房、2003年05月発行 ISBN 4760121609