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摺鉢山古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
摺鉢山古墳

墳丘全景(左に前方部、右に後円部)
別名 天神山古墳
所属 紫竹川古墳群
所在地 東京都台東区上野公園
上野恩賜公園内)
位置 北緯35度42分49.80秒 東経139度46分25.85秒 / 北緯35.7138333度 東経139.7738472度 / 35.7138333; 139.7738472座標: 北緯35度42分49.80秒 東経139度46分25.85秒 / 北緯35.7138333度 東経139.7738472度 / 35.7138333; 139.7738472
形状 前方後円墳
規模 墳丘長70m
高さ5m
埋葬施設 不明
出土品 埴輪
史跡 なし
地図
摺鉢山古墳の位置(東京都内)
摺鉢山古墳
摺鉢山古墳
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摺鉢山古墳(すりばちやまこふん)は、東京都台東区上野公園にある古墳。形状は前方後円墳。紫竹川古墳群を構成する古墳の1つ。史跡指定はされていない。

概要

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東京都区部中心部、武蔵野台地突端部の上野台地に築造された古墳である。「摺鉢山」の名称は、墳丘の形状がすり鉢を伏せたように見えることによる[1]。かつては墳丘上に五条天神(文明19年(1487年)には鎮座)・清水観音堂寛永8年(1631年)建立、元禄年間(1688-1703年)移転)が所在し[1]、墳丘は破壊を受けている[2]。これまでに発掘調査は実施されていない。

墳形は前方後円形で、前方部を西方向に向ける。墳丘外表で葺石は認められていないが、埴輪片が採集されている[2]。埋葬施設など詳細は明らかでない[2][3]

なお、かつては本古墳を中心として円墳群(桜雲台古墳・蛇塚古墳・表慶館古墳など[4])が分布したが、現在までにいずれも消滅している[2][3]

墳丘

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後円部墳頂

墳丘の規模は次の通り(現存規模)[1]

  • 墳丘長:70メートル
  • 後円部
    • 直径:43メートル
    • 高さ:5メートル
  • 前方部
    • 幅:23メートル

脚注

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  1. ^ a b c 史跡説明板。
  2. ^ a b c d 摺鉢山古墳(古墳) 1989.
  3. ^ a b 上野忍岡遺跡群(平凡社) 2002.
  4. ^ 『東京の古墳を歩く』 pp. 40-43。

参考文献

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  • 史跡説明板(台東区教育委員会、1994年設置)
  • 大谷猛「摺鉢山古墳」『日本古墳大辞典東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607 
  • 「上野忍岡遺跡群」『日本歴史地名大系 13 東京都の地名』平凡社、2002年。ISBN 4582490131 
  • 大塚初重監修 『東京の古墳を歩く』 祥伝社、2010年, 40-43頁.
  • 東京遺跡散策会 『関東・甲信越 古代遺跡ガイド』 メイツ出版, 2013年, 12頁.
  • 近藤義郎『前方後円墳集成 東北・関東編』山川出版社, 1994年, 878・1311頁.

関連項目

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外部リンク

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