摺鉢山古墳
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摺鉢山古墳 | |
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墳丘全景(左に前方部、右に後円部) | |
別名 | 天神山古墳 |
所属 | 紫竹川古墳群 |
所在地 |
東京都台東区上野公園 (上野恩賜公園内) |
位置 | 北緯35度42分49.80秒 東経139度46分25.85秒 / 北緯35.7138333度 東経139.7738472度座標: 北緯35度42分49.80秒 東経139度46分25.85秒 / 北緯35.7138333度 東経139.7738472度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
墳丘長70m 高さ5m |
埋葬施設 | 不明 |
出土品 | 埴輪片 |
史跡 | なし |
地図 |
摺鉢山古墳(すりばちやまこふん)は、東京都台東区上野公園にある古墳。形状は前方後円墳。紫竹川古墳群を構成する古墳の1つ。史跡指定はされていない。
概要
[編集]東京都区部中心部、武蔵野台地突端部の上野台地に築造された古墳である。「摺鉢山」の名称は、墳丘の形状がすり鉢を伏せたように見えることによる[1]。かつては墳丘上に五条天神(文明19年(1487年)には鎮座)・清水観音堂(寛永8年(1631年)建立、元禄年間(1688-1703年)移転)が所在し[1]、墳丘は破壊を受けている[2]。これまでに発掘調査は実施されていない。
墳形は前方後円形で、前方部を西方向に向ける。墳丘外表で葺石は認められていないが、埴輪片が採集されている[2]。埋葬施設など詳細は明らかでない[2][3]。
なお、かつては本古墳を中心として円墳群(桜雲台古墳・蛇塚古墳・表慶館古墳など[4])が分布したが、現在までにいずれも消滅している[2][3]。
墳丘
[編集]墳丘の規模は次の通り(現存規模)[1]。
- 墳丘長:70メートル
- 後円部
- 直径:43メートル
- 高さ:5メートル
- 前方部
- 幅:23メートル
-
前方部から後円部を望む
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後円部から前方部を望む
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 史跡説明板(台東区教育委員会、1994年設置)
- 大谷猛「摺鉢山古墳」『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607。
- 「上野忍岡遺跡群」『日本歴史地名大系 13 東京都の地名』平凡社、2002年。ISBN 4582490131。
- 大塚初重監修 『東京の古墳を歩く』 祥伝社、2010年, 40-43頁.
- 東京遺跡散策会 『関東・甲信越 古代遺跡ガイド』 メイツ出版, 2013年, 12頁.
- 近藤義郎『前方後円墳集成 東北・関東編』山川出版社, 1994年, 878・1311頁.
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 摺鉢山古墳 - 台東区ホームページ