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拓跋 紇羅(たくばつ きつら、生没年不詳)は、北魏の皇族。上谷公。
拓跋力微の曾孫にあたる。拓跋珪に従って独孤部から賀蘭部に向かい、代国の旧戸を招集して、300家を獲得した。拓跋珪を君主に推戴するよう賀訥に勧めた。拓跋珪が王位に登ると、拓跋紇羅はつねに側近にあって護衛をつとめた。また拓跋珪の征戦に従軍して功績を挙げた。拓跋珪が帝位につくと、弟の拓跋建とともに公の爵位を受けた。
子の拓跋題は武勇で知られて襄城公となり、後燕を討って王に進んだ。
- 『魏書』巻14 列伝第2
- 『北史』巻15 列伝第3