押川剛
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押川 剛(おしかわ たけし、1968年 - )は、日本のノンフィクション作家。
概要
[編集]福岡県北九州市生まれ[1]。私立常磐高等学校卒業、専修大学商学部中退。大学在学中に警備業のアルバイト経験を活かして、1992年、神奈川県川崎市にて個人事業主としてトキワ警備(現・トキワ精神保健事務所)を創業[2][3]。会社設立当初は、交通誘導や身辺警護等を行っていたが、従業員の一人が精神疾患を発症したことをきっかけに1996年より精神障害者移送サービスを開始し、強制拘束を否定した対話と説得によって患者を医療につなげるスタイルを確立していく。
1999年には全国万引き防止協会を設立し、自ら会長をつとめて青少年の育成および非行防止に尽力し[4]、2001年には「子供部屋に入れない親たち」を上梓。2002年には、北九州市内に若者の自立・更生支援施設「本気塾」を設立し、2015年には『「子供を殺してください」という親たち』を出版。2017年には、月刊コミック@バンチにて『「子供を殺してください」という親たち』を原作とした漫画連載が始まる。
人物
[編集]母子家庭に生まれ育ち、母親の影響を強く受けて育つようになる。テレビや漫画はほとんど見ず、早くから本に親しんでいた。小学校にあがると、身体が小さかったためにいじめの対象になる。小学校6年から剣道を習いはじめていく[5]。
著書
[編集]- 新潮文庫 「子供を殺してください」という親たち 新潮社 2015年7月 ISBN 9784101267616
- 新潮文庫 子供の死を祈る親たち 新潮社 2017年3月 ISBN 9784101267623
- 子供部屋に入れない親たち―精神障害者の移送現場から 幻冬舎 2001年2月 ISBN 9784344000537
- なんで隠すの?―コトバとカラダが伝える性 ゆびさし 2002年6月 ISBN 9784795838024
- 「愛」というとるが―ひとは家族愛・友人愛・異性愛で生きられる 岩崎書店 2003年5月 ISBN 9784265801206
- 心配はいらない、必ず生きる道はある―精神疾患に対処できる本 新潮社 2003年7月 ISBN 9784104613014
- セックス依存症だった私 新潮社 2005年9月 ISBN 9784104613021
- 10代の子どもと対話できる本―思春期のサインにあわてないお母さんへの処方箋70 ゆびさし 2003年6月 ISBN 9784795840126
脚注
[編集]- ^ 押川剛 (2013年10月17日). “About | 押川剛 公式ブログ”. 押川剛 公式ブログ. 2022年7月18日閲覧。
- ^ トキワ精神保健事務所 (2020年9月27日). “わたしたちのあゆみ”. (株)トキワ精神保健事務所. 2022年7月18日閲覧。
- ^ a b “押川剛 | 著者プロフィール | 新潮社”. www.shinchosha.co.jp. 2022年7月18日閲覧。
- ^ “10代の子どもと対話できる本―思春期のサインにあわてないお母さんへの処方箋70”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2022年7月18日閲覧。
- ^ 押川剛 (2013年10月17日). “About | 押川剛 公式ブログ”. 押川剛 公式ブログ. 2022年7月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ブログ
- 押川剛 (@King_of_Settoku) - X(旧Twitter)
- 押川剛 (oshikawa.takeshi.7) - Facebook
- (株)トキワ精神保健事務所