戯画堂芦幸
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戯画堂芦幸
性別 | 男性 |
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国籍 | 日本 |
母語表記 | 戯画堂芦幸 |
生年月日 | 18世紀 |
死亡年月日 | 不明な値 |
職業 | 画家、浮世絵師 |
師匠 | 浅山芦国 |
活動地 | 大阪市 |
活動開始 | 1813 |
活動終了 | 1835 |
コレクション所蔵者 | 国立世界文化博物館、アムステルダム国立美術館、ウォルターズ美術館、クリーヴランド美術館 |
作者の著作権状態 | 著作権保護期間満了 |
戯画堂 芦幸(ぎがどう あしゆき、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
[編集]蘭英斎芦国の門人かといわれる。戯画堂と号し、芦ゆき、芦雪とも称す。始めは長国と称し、文化11年(1814年)に芦幸と改名するが、「芦ゆき」と称することが多かった。大坂の人で道修町御霊筋に住む。作画期は文化10年(1813年)から天保4年(1833年)にかけてで、役者絵を多く描いた。
作品
[編集]- 「あしかゞ政左衛門・中山新九良 真柴久吉・あらし吉三郎」 大判錦絵2枚続 池田文庫所蔵 ※文化11年8月、大坂角の芝居『比良嶽雪見陣立』より
- 「文使娘・中村歌右衛門」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※「藪入の やの字結びや 男帯 芝翫讃」の句あり。文化13年3月、角の芝居『其九絵彩四季桜』より
- 「けいせい、いなり・中村歌右ヱ門」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※文化14年3月、角の芝居『莫恠踊化姿』より
- 「二ぞろの八八・市川蝦十郎 ふか草ノ茂助・嵐橘三郎」 大判錦絵2枚続 早稲田大学演劇博物館所蔵 ※文政10年(1827年)正月、大坂中の芝居『けいせい遊山桜』より
- 「青柳太夫・藤川友吉 百姓重作・中村歌右衛門」 大判錦絵2枚続 ボストン美術館所蔵 ※文政11年正月、角の芝居『天満宮花梅桜松』より
- 「雁がね文七・嵐橘三郎」 大判錦絵 池田文庫所蔵 ※「御ひいきに すかりて高し 鳶爪 璃珏」の句あり。天保4年5月、角の芝居『藍桔梗雁金五紋』より
参考文献
[編集]- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
- 『上方役者絵集成』(第3巻) 財団法人阪急学園池田文庫、2001年