戦争の間
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戦争の間 |
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戦争の間(せんそうのま、Salon_de_la_Guerre)は、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間の北側に位置する部屋である。
建設の経緯
[編集]この部屋は、1678年にルイ14世の大・小2つの部屋(ユーピテルとサトゥルヌスの部屋としても知られている)[2]があった場所に、鏡の間が建設された際に建てられたものである。一辺が10.26メートル、中央のドームの頂上の高さは11.5メートルである[3]。
戦争の間のフリーズには装飾が施され、2羽の雄鶏の頭とフルール・ド・リスで飾られた盾が描かれており、そのデザインはジュール=クレマン・シャプランによってフランス共和国の国章として使用されたアンティークの盾である[4]。
部屋の装飾
[編集]この装飾は、隣の部屋の装飾が完成した後の1684年から1687年にかけて制作された[3]。
天井にはシャルル・ル・ブランによる4枚の寓意画が描かれている:
フランス勝利の寓意(中央)と同様に。
注釈
[編集]脚注・参考文献
[編集]- ^ tkyinove (2013年2月10日). “ルイ14世の栄光/ヴェルサイユ宮殿 戦争の間”. ギャラリー・イグレックの日記帳 - 2. 2023年10月1日閲覧。
- ^ Milovanovic, Nicolas (2000). “Les plafonds des grands appartements de Versailles : un traité du bon gouvernement”. Monuments et mémoires de la Fondation Eugène Piot 78 (1): 85–139. doi:10.3406/piot.2000.1368 2021年10月15日閲覧。.
- ^ a b Vinha, Mathieu Da; Masson, Raphaël (2015-09-10) (フランス語). Versailles: Histoire, Dictionnaire et Anthologie (Groupe Robert Laffont ed.). ISBN 978-2-221-19099-9 2021年10月15日閲覧。.
- ^ Hervé Pinoteau, Le chaos français et ses signes, 1998, p. 480.
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “Le Grand Appartement du roi”. Château de Versailles. 2023年10月1日閲覧。