成田名璃子
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成田 名璃子(なりた なりこ、1975年3月14日[1] - )は、日本の小説家、ライトノベル作家。
経歴・人物
[編集]青森県生まれ、東京都在住[2]。東京外国語大学仏語学科卒業[3][4]。2011年2月、投稿作「逃げる雪男、追う鬼女」が第12回ボイルドエッグズ新人賞で最終候補に。同年10月、投稿作「やまびこのいる窓」が第18回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞。翌年、受賞作を改稿・改題した『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』(メディアワークス文庫)で作家デビューした。
デビュー後の2012年には、コピーライターとして勤めていた会社を退社し、専業作家となった。現在はフリーのコピーライターとしても活動している。
受賞歴
[編集]作品リスト
[編集]アスキー・メディアワークス (KADOKAWA)
[編集]- 月だけが、私のしていることを見おろしていた。(メディアワークス文庫、2012年2月)ISBN 978-4-04-886474-9
- 悩み相談、ときどき、謎解き? 〜占い師 ミス・アンジェリカのいる街角〜(メディアワークス文庫、2013年2月)ISBN 978-4-04-891428-4
- 悩み相談、ときどき、謎解き? 2 〜占い師 ミス・アンジェリカの消えた街角〜(メディアワークス文庫、2013年11月)ISBN 978-4-04-866216-1
- ベンチウォーマーズ(メディアワークス文庫、2014年8月)ISBN 978-4-04-866783-8
- クラス会へようこそ : あの頃の想い、取りに帰ろう。(メディアワークス文庫、2015年4月)ISBN 978-4-04-865126-4
- 不動産男子のワケあり物件(メディアワークス文庫、2015年12月)ISBN 978-4-04-865676-4
- 幸せの青い贈りもの(メディアワークス文庫、2016年10月)ISBN 978-4-04-892485-6
- グランドスカイ(メディアワークス文庫、2018年2月)ISBN 978-4-04-893693-4
- 今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私(メディアワークス文庫、2019年9月)ISBN 978-4-04-912686-0
- 今日は心のおそうじ日和2 心を見せない小説家と自分がわからない私(メディアワークス文庫、2021年2月)ISBN 978-4-04-913633-3
- 時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~(メディアワークス文庫、2023年3月)ISBN 978-4-04-914412-3
幻冬舎
[編集]- 不機嫌なコルドニエ 靴職人のオーダーメイド謎解き日誌(幻冬舎文庫、2015年5月)ISBN 978-4-344-42342-8
- 坊さんのくるぶし 鎌倉三光寺の諸行無常な日常(幻冬舎文庫、2019年2月)ISBN 978-4-344-42835-5
光文社
[編集]- 東京すみっこごはん(光文社文庫、2015年8月)ISBN 978-4-334-76950-5
- 東京すみっこごはん 雷親父とオムライス(光文社文庫、2016年4月) ISBN 978-4-334-77272-7
- 東京すみっこごはん 親子丼に愛を込めて(光文社文庫 2017年4月)ISBN 978-4-334-77453-0
- 東京すみっこごはん 楓の味噌汁(光文社文庫 2018年9月)ISBN 978-4-334-77714-2
- 東京すみっこごはん レシピノートは永遠に(光文社文庫 2020年11月)ISBN 978-4-334-77916-0
角川春樹事務所
[編集]- ハレのヒ食堂の朝ごはん(ハルキ文庫、2016年5月)ISBN 978-4-7584-4003-5
- いつかみんなGを殺す(2023年7月)ISBN 978-4-7584-1442-5
新潮社
[編集]- 咲見庵三姉妹の失恋(新潮文庫、2018年6月)ISBN 978-4-10-121451-1
- 世はすべて美しい織物(2022年11月)ISBN 978-4-10-354841-6
徳間書店
[編集]- 月はまた昇る(2020年9月)ISBN 978-4-19-865155-8
- 文庫版(徳間文庫、2023年6月)ISBN 978-4-19-894868-9
朝日新聞出版
[編集]- ひとつ宇宙の下(朝日文庫、2021年9月)ISBN 978-4-02-265001-6
- 『一冊の本』(朝日新聞出版)2020年12月号 - 2021年5月号 連載。
アンソロジー
[編集]「」内が成田名璃子の作品
- 黒い結婚 白い結婚(講談社 2017年3月)ISBN 978-4-06-220504-7 「いつか、二人で。」(初出:『小説現代』2016年6月号)
- 文庫版(講談社文庫、2020年6月)ISBN 978-4-06-520036-0
単行本未収録作品
[編集]- 「ヤマワラウ」 - 『yomyom』2019年10月号 - 2020年8月号 連載
- 「ネイビー・ブートキャンプ」 - 『小説宝石』2023年9月号 掲載
- 「腐海の底からこんにちは」 - 『小説現代』2024年5&6月合併号 掲載
インタビュー・記事など
[編集]- 「わたしの逃避術」(『小説すばる』2016年4月号 掲載)全国書誌番号:00065413
- Interview 成田名璃子 「食べてさえいれば、なんとかなる」私のベースにある言葉です(『文蔵』131巻、PHP文庫「文蔵」編集部 編、2016年9月号掲載)全国書誌番号:01010170
- 新潮文庫『咲見庵三姉妹の失恋』刊行記念対談 小説は炎上しない(新潮社 波 2018年6月号)全国書誌番号:01010170
- 成田 名璃子・燃え殻、両氏による対談。
脚注
[編集]- ^ 会員名簿 成田名璃子|日本推理作家協会
- ^ メディアワークス文庫 「著者紹介」より。
- ^ 山村教室 - 山村正夫記念小説講座 - 出身作家紹介
- ^ “成田名璃子”. ダ・ヴィンチニュース. 2020年11月6日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 「好きです、春。」(エッセイ)
- 元社員が作家デビュー(記事)
- 山村教室 - 山村正夫記念小説講座 - 出身作家紹介
- 「はだしカンパニー」(本人ブログ) - Ameba Blog
- 成田名璃子 (@narita_narico) - X(旧Twitter)