愛されんだぁ I Surrender
「愛されんだぁ I Surrender」 | ||||||||||||||||
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TETSUYA の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『STEALTH』 | ||||||||||||||||
A面 | 愛されんだぁ I Surrender | |||||||||||||||
B面 | Make a Wish TeddyLoid Remix | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 | マキシシングル | |||||||||||||||
ジャンル |
ポップス ロック | |||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | EMI Records | |||||||||||||||
作詞・作曲 | TETSUYA | |||||||||||||||
プロデュース | TETSUYA | |||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||
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TETSUYA シングル 年表 | ||||||||||||||||
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「愛されんだぁ I Surrender」(あいされんだぁ)は、日本のロックバンド・L'Arc〜en〜Cielのベーシスト、tetsuyaがTETSUYA名義で発表した通算11作目のシングル。2017年6月14日に発売。発売元はEMI Records。
解説
[編集]前作「Make a Wish」「Time goes on 〜泡のように〜」から約8ヶ月ぶりとなるシングル。
表題曲「愛されんだぁ I Surrender」は、1980年代に謳歌したグラムロックの輝きを纏った楽曲となっている[1]。この曲は、レーベルのA&Rからの「グラムロックっぽい曲をつくってほしい」というリクエストを受けて制作されたもので[2]、TETSUYAは「「Are you ready to ride?」とか「Roulette」みたいにリフを活かした曲もありますけど、あまりリフから曲をつくるタイプではないんですよね。でも、リクエストされた以上、カッコいいリフをつくらないといけないなと。それに、せっかくリフからつくるならAメロはリフを貫く形にしようとか、そういうところから曲づくりに入っていきました[2]」と制作を振り返っている。また、TETSUYAはボーカル録りを振り返り「グラムというのは気だるい感じなのかなと思って、いろんな歌い方を試した中から、ああいう歌に落とし込んだ[2]」と述べている。さらに、この曲の制作では、アレンジャーとして陶山隼を招聘している。陶山は、TETSUYAがL'Arc〜en〜Cielとして2016年12月に発表した楽曲「Don't be Afraid」に共同編曲者で参加しており、TETSUYAのソロ名義作品のレコーディングに関しては今回が初参加となる。なお、この曲は、2017年4月28日に開催したFC限定ライヴ「CÉLUXE NIGHT VOL.3」で、アコースティックアレンジを施したバージョンで初披露されている。余談だが、この曲は、ストック曲をリリースすることの多いTETSUYAとしては珍しく、制作からリリースまでの期間がかなり短い音源になっている。
なお、表題曲のタイトルは、当初「I Surrender」だったが、TETSUYAの「英語表記の"I Surrender"だけだと逆に恥ずかしい気がした[2]」「レインボーの曲に「アイ・サレンダー」があるから[2]」という考えにより、現在のタイトルに変更されている。ちなみに、タイトルの読み方は「あいされんだぁ」で「あいされんだぁ アイサレンダー」ではない。タイトルの読み方について、TETSUYAは「デザインとして2つ並べているだけで、丸井(〇|〇|)と一緒ですよ。“丸井 丸井”と2回言わないですよね(笑)[2]」と述べている。
表題曲のミュージック・ビデオは、TETSUYAの「誰もいない空間に、僕と猫だけがいる映像を撮りたい[3]」というイメージをもとに撮影されている。ちなみに撮影場所は、東京のパレットタウンにあったヴィーナスフォートというショッピングモールで[3]、これはTETSUYAにより選定されている[3]。TETSUYAは本作発売当時に受けたインタビューで、撮影場所を決めた経緯について「街中だとどうしても人がいるから、閉店後のショッピングモールがいいんじゃないかな。だとすると、絵的にヴィーナスフォートが合うと思ったんです。借りれる、借りれないといったことは分からずに、アイディアとして投げたら、すぐに(監督が)ロケハンに行ってくださって、ヴィーナスフォートで撮ろうということになりました[3]」と述懐している。また、TETSUYAは同インタビューで「ミュージッククリップを観た人がヴィーナスフォートだと分かっても構わないし、それを無理して、海外っぽく見せるのはダサいなと思っていたんですよ。だからヴィーナスフォートの雰囲気をそのまま活かした絵にしてもらいました[3]」と述べている。
カップリングには、前作の表題曲「Make a Wish」のリミックスバージョンが収録されている。なお、リミックスは、音楽プロデューサーのTeddyLoidが手掛けている。
また、本作のマスタリングは、ソロ名義の全ての作品のマスタリング、そしてL'Arc〜en〜Cielのベストアルバム『QUADRINITY 〜MEMBER'S BEST SELECTIONS〜』のtetsuya bestディスクでリマスタリングを担当したトム・コインが担当している[4]。なお、トム・コインは2017年4月に他界した為、本作がトムと作る最後の作品になった[4]。
本作は、初回限定盤(CD+DVD)、通常盤(CD)の2形態で発売されている。初回限定盤には表題曲のミュージック・ビデオ、MVやジャケット写真撮影のメイキング映像を収めたDVDが付属されている[5]。また、初回特典として、2017年8月開催のライヴ「TETSUYA 15th ANNIVERSARY LIVE」のチケット先行予約案内が封入されている。さらに、スマートフォンで本作の収録曲を再生できるサービス、"PlayPASS"を利用するためのプレイパスコードが記載された紙も封入されている[6]。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 / リミックス | 時間 |
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1. | 「愛されんだぁ I Surrender」 | TETSUYA | TETSUYA | 陶山隼・TETSUYA(編曲) | |
2. | 「Make a Wish TeddyLoid Remix」 | TETSUYA | TETSUYA | TeddyLoid(リミックス) | |
3. | 「愛されんだぁ I Surrender -Instrumental-」 | TETSUYA | 陶山隼・TETSUYA(編曲) |
初回限定盤付属DVD
[編集]- 「愛されんだぁ I Surrender」Music Clip
- ディレクター:大喜多正毅
- 「愛されんだぁ I Surrender」Music Clip & Jacket Shooting メイキング映像
- LIVE TOUR 2016「THANK YOU」at 赤坂BLITZ ダイジェスト映像
参加ミュージシャン
[編集]収録アルバム
[編集]- 『STEALTH』 (#1)
タイアップ
[編集]愛されんだぁ I Surrender
- レコチョクCMソング
脚注
[編集]- ^ "愛されんだぁ I Surrender [CD+DVD]<初回限定盤>". TOWER RECORDS ONLINE. 2023年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
- ^ a b c d e f "【インタビュー】TETSUYA (L'Arc-en-Ciel)、「こんな自分を好きになってくれる人が愛おしくて仕方ない」(1/6)". BARKS. 24 June 2017. 2022年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月13日閲覧。
- ^ a b c d e "【インタビュー】TETSUYA (L'Arc-en-Ciel)、「こんな自分を好きになってくれる人が愛おしくて仕方ない」(2/6)". BARKS. 24 June 2017. 2021年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月4日閲覧。
- ^ a b "TETSUYA (L'Arc-en-Ciel)、「愛されんだぁ I Surrender」MV Full Ver.公開". BARKS. 14 June 2017. 2023年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月9日閲覧。
- ^ "TETSUYAがTeddyLoidリミックス含む新シングル、15周年ライブ2DAYSも決定". ナタリー. 9 April 2017. 2021年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月3日閲覧。
- ^ "TETSUYAがシングル&映像作品の特典を一挙発表、トークイベント開催決定". ナタリー. 22 May 2017. 2021年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月25日閲覧。