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想いを捧げる乙女のメロディー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ensemble (ゲームブランド) > 乙女シリーズ > 想いを捧げる乙女のメロディー
想いを捧げる乙女のメロディー
ジャンル 学園ラブコメ女装
ゲーム:想いを捧げる乙女のメロディー
ゲームジャンル お嬢様学園に女装して女教師をしながら通うADV
対応機種 Microsoft Windows Vista/7/8/8.1/10[1]
修正パッチ あり[2]
開発・発売元 日本の旗 ensembleウィルプラス
キャラクターデザイン Hiten、kakao、師走ほりお、みこ[1]
シナリオ 無義歩[1]
音楽 BGM:ミリオンバンブー
主題歌:Duca「eyes to eyes」
メディア DVD-ROM[1]ダウンロード
ディスクレス起動
アクチベーション インターネット環境と認証必須
プレイ人数 1人
発売日 日本の旗 2017年3月24日[1]
レイティング EOCS:18禁[1]
キャラクター名設定 不可
エンディング数 5
セーブファイル数 通常セーブ90/オート5/クイック5
画面サイズ 1280x720以上の解像度 フルカラー
全画面表示モード あり
音楽フォーマット Ogg Vorbis
キャラクターボイス あり[1]
その他 CGモード:あり
音楽モード:あり
回想モード:あり
メッセージスキップ:全文/既読
オートモード:あり
アフターストーリー集
ゲーム:想いを捧げる乙女のメロディー 〜あふれる想いを調べにのせて〜
ゲームジャンル 相変わらず女装してるけど恋人と未来を奏でるADV
対応機種 Microsoft Windows Vista/7/8/8.1/10
修正パッチ あり[3]
開発・発売元 日本の旗 ensembleウィルプラス
キャラクターデザイン Hiten、kakao、師走ほりお、みこ
シナリオ 無義歩、ギハラ、来夢みんと、若葉祥慶
音楽 BGM:ミリオンバンブー
主題歌:Duca「未来のメロディー」
メディア DVD-ROMダウンロード
ディスクレス起動
アクチベーション インターネット環境と認証必須
プレイ人数 1人
発売日 日本の旗 2017年11月24日
レイティング EOCS:18禁
キャラクター名設定 不可
エンディング数 5+1
セーブファイル数 通常セーブ90/オート5/クイック5
画面サイズ 1280x720以上の解像度 フルカラー
全画面表示モード あり
音楽フォーマット Ogg Vorbis
キャラクターボイス フルボイス
その他 CGモード:あり
音楽モード:あり
回想モード:あり
メッセージスキップ:全文/既読
オートモード:あり
関連作品
テンプレート - ノート
映像外部リンク
『想いを捧げる乙女のメロディー』PV - YouTube

想いを捧げる乙女のメロディー』(おもいをささげるおとめのメロディー)はensembleから2017年3月24日に発売された18禁美少女アドベンチャーゲーム[1]。お嬢様学園への女装潜入ものの連作である「乙女シリーズ」の第6作である[1]。2017年11月24日にはファンディスク『想いを捧げる乙女のメロディー 〜あふれる想いを調べにのせて〜』が発売された[4]

システム

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本作は、マウスクリックなどでテキストを読み進めていくオーソドックスな恋愛アドベンチャーゲームである。いわゆる攻略ヒロインは5人。

あらすじ

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ピアノ修行のためドイツの大学に留学していた雨桜みさきあまざくら みさきに、日本に住む姉の雨坂汐理あまさか しおりから電話がかかってくる[1][5]。産休に入るため、お嬢様学園「リーリエ女学園」の臨時音楽教師を引き受けてくれないかということだった[1]。リーリエ女学園には有名な楽器職人で、亡くなった二人の父親が作ったピアノがあるが[1]、近く博物館に寄贈されること、そうなれば二度と演奏の機会がなくなることを汐理は告げ、是非にと勧めてくる[5]。みさきは父のピアノを弾くことが夢だったため、音楽教師を引き受け、日本に帰国する[1]

ところが、リーリエ女学園に到着したみさきは学園の制服を着せられてしまう。実は、父のピアノに触れることができるのは、一年に一回、リーリエ・フロイライン・シュールフェスト(学園祭)のときだけであり、シュールフェストの参加資格はリーリエ女学園の生徒だけに与えられるのであった[1][5]。女教師&女学生としてのみさきの困難な生活が始まる。

キャスト

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現実世界のピアノ四重奏
ピアノ四重奏曲の楽譜の一例。
役名 本編 FD
主人公
雨桜 みさき 北見六花[1]
ヒロイン
水澤 沙耶香 秋野花[1]
園谷 千夏 月野きいろ[1]
野々宮 美亜 小倉結衣[1]
秋月 瑞穂 香山いちご[1][注 1]
小石川 琴音 白月かなめ[1]
サブキャラクター
三好 蘭 卯月ももか[1]
蓮見 小梅 逢真井もこ[1]
桑原 芽依子 猫屋敷舞[1]
雨坂 汐理 羽鳥いち[1]
園谷 千春 かわしまりの[1]
加野 怜美 あじ秋刀魚[1]
香奈枝 同右[注 2] 有栖川みや美
梨花 同右[注 2] 稲荷結
沙都美 同右[注 2] 北大路ゆき
ファンディスクの登場人物
門脇 桜 白月かなめ
塚原 いずみ 月野きいろ
西條 希実 羽鳥いち
西條 法子 あじ秋刀魚

主題歌

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オープニングテーマ「eyes to eyes」
作詞 - Duca / 作曲 - chokix / 歌 - Duca
エンディングテーマ「キミへ贈るメロディー」
作詞 - Duca / 作曲 - ANZIE / 歌 - Duca
FDオープニングテーマ「未来のメロディー」
作詞 - Duca / 作曲 - Nekusam / 歌 - Duca
FDエンディングテーマ「カンタービレ♪」
作詞 - Duca / 作曲 - lotta / 歌 - Duca

挿入歌

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FD挿入歌「One Love」(歌 - 塚原いずみ / ピアノ - 雨桜みさき・野々宮美亜)
作詞 - 秋元凛 / 作曲 - ロドリゲスのぶ / 歌 - カーリ・サッチャー

スタッフ

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  • キャラクターデザイン - Hiten、kakao、師走ほりお、みこ
  • シナリオ - 無義歩
  • 音楽 - ミリオンバンブー

反響

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売り上げ

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想いを捧げる乙女のメロディー
本作は発売月(2017年3月)の売り上げにおいて、Getchu.comの集計では7位[7]、アダルトゲーム月刊誌『BugBug』の集計では10位[8]を記録した。発売年(2017年)においては、Getchu.comの集計では上位50位の圏外[9]、『BugBug』の集計では上位20位の圏外[10]であった。
あふれる想いを調べにのせて
ファンディスクの『あふれる想いを調べにのせて』は、その発売月(2017年11月)の売り上げにおいて、Getchu.comの集計では12位[11]、『BugBug』の集計では12位[12]を記録した。発売年(2017年)においては、Getchu.comの集計で上位50位の圏外[9]、『BugBug』の集計では上位20位の圏外[10]であった。

人気投票

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2017年の美少女ゲーム人気投票における本作の位置
部門名 Getchu.com BugBug アワード
総合 圏外/20位 圏外/20位 圏外/50位
シナリオ 圏外/10位 圏外/20位 部門なし
グラフィック 圏外/10位 部門なし 部門なし
音楽 圏外/10位 圏外/20位 部門なし
システム 圏外/10位 圏外/20位 部門なし
ヴォイス 部門なし 圏外/20位 部門なし
ムービー 圏外/10位 部門なし 部門なし
エッチ 圏外/10位 圏外/20位 部門なし
キャラクター 0人/20位 0人/20位 部門なし
想いを捧げる乙女のメロディー
本作は発売月(2017年3月)のユーザー人気投票において、Getchu.comの9位[13]を獲得した。発売年(2017年)の人気投票においては、Getchu.comでは全部門で圏外[14]、『BugBug』では全部門で圏外[10]萌えゲーアワードでは上位50位の圏外[15]であった(表:「2017年の美少女ゲーム人気投票における本作の位置」に一覧を示す)。
あふれる想いを調べにのせて
ファンディスクの『あふれる想いを調べにのせて』は、その発売月(2017年11月)のユーザー人気投票において、Getchu.comの上位10位の圏外[16]であった。発売年(2017年)の人気投票においては、Getchu.comでは全部門で圏外[14]、『BugBug』では全部門で圏外[10]、萌えゲーアワードでは上位50位の圏外[15]であった。

批評

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『BugBug』2017年6月号に本作のレビューが掲載された[17]。本作では主人公が教師と学生の二足のわらじを履くことになるが、普段はヒロイン達と和気藹々の学園生活を送りつつ、教師として接する時は一変して真剣に音楽へ取り組む姿に、レビュアーは引き込まれたと述べている[17]。また、主人公が成り行き上ヒロインと一緒に入浴することになったり、ヒロインの着替えているところに遭遇したりといった女装ものの約束もしっかり押さえていると評している[17]

レビュアーが一番「グッと来た」のは美亜ルートであったという[17]。美亜は主人公のみさきと同じピアニストであり、みさきとはライバルの関係である。学園祭で選ばれるカルテットは1組のみという設定になっているところ、プレイヤーは、父親の遺したピアノを弾く最後のチャンスを掴もうとするみさきに感情移入していきながら、美亜の努力する姿も見せられていくことになる。レビュアーは、いつしかライバルとしてでなく教師として美亜を導くようになっていたみさきに、「雨桜先生に勝つために雨桜先生にピアノを教えて欲しい」と美亜が頼むシーンで感極まった旨を述べている[17]。ついにみさきの女装がバレたときには、美亜の中でみさきの存在がいつしか大きくなっており、男性として自然に受け入れる流れとなる点も評価している[17]

関連商品

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以下のグッズが製作されている。

  • 園谷千夏抱き枕カバー[18]
  • 小石川琴音抱き枕カバー[18]
  • 想いを捧げる乙女のメロディー A1タペストリー[19]
  • 想いを捧げる乙女のメロディー 〜あふれる想いを調べにのせて〜 A1タペストリー[19]

また、以下の作品には本作主人公の雨桜みさきが登場している。

脚注

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注釈

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  1. ^ 当初は有栖川みや美が声を担当する予定だったが、体調不良によりキャストが変更された[6]
  2. ^ a b c 「想いを捧げる乙女のメロディー 〜あふれる想いを調べにのせて〜」の発売に伴い、無音声だった一部のキャラクターに音声が追加された。期間限定の音声追加パッチとして配布されたほか、同梱版の本編ディスクにはパッチが適用されている。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 「PICK UP!! NAVI “想いを捧げる乙女のメロディー”」、『BugBug』2017年4月号、44-47頁。
  2. ^ 『想いを捧げる乙女のメロディー』修正パッチ”. 製品サポート. ウィルプラス (2017年4月12日). 2021年2月28日閲覧。
  3. ^ 『想いを捧げる乙女のメロディー 〜あふれる想いを調べにのせて〜』修正パッチ”. 製品サポート. ウィルプラス (2020年4月2日). 2021年2月28日閲覧。
  4. ^ 想いを捧げる乙女のメロディー 〜あふれる想いを調べにのせて〜 公式サイト”. ensemble. 2019年9月5日閲覧。
  5. ^ a b c 『想いを捧げる乙女のメロディー』共通ルート。
  6. ^ キャスト変更のお知らせ”. ensemble. 2018年9月20日閲覧。
  7. ^ 2017年3月 ゲーム・セールスランキング”. PCゲーム. Getchu.com. 2021年1月7日閲覧。
  8. ^ 「カウントダウンBUG!」、『BugBug』2017年6月号、8頁。
  9. ^ a b 2017年 年間セールスランキング”. PCゲーム. Getchu.com. 2021年1月7日閲覧。
  10. ^ a b c d 「読者が選ぶ!! 美少女ゲーム年間ランキング2017」、『BugBug』2018年4月号、142-153頁。
  11. ^ 2017年11月 ゲーム・セールスランキング”. PCゲーム. Getchu.com. 2021年1月7日閲覧。
  12. ^ 「カウントダウンBUG!」、『BugBug』2018年2月号、8頁。
  13. ^ 月間げっちゅ投票「このゲームはプレイしとけ!」2017年3月発売タイトル 結果発表”. PCゲーム. Getchu.com. 2021年1月7日閲覧。
  14. ^ a b 美少女ゲーム大賞2017 結果発表”. PCゲーム. Getchu.com. 2021年1月7日閲覧。
  15. ^ a b 萌えゲーアワード2017 年間ランキング確定!”. 萌えゲーアワード. 2021年1月7日閲覧。
  16. ^ 月間げっちゅ投票「このゲームはプレイしとけ!」2017年11月発売タイトル 結果発表”. PCゲーム. Getchu.com. 2021年1月7日閲覧。
  17. ^ a b c d e f 「イチオシ! BUG'Sレビュー “想いを捧げる乙女のメロディー”」、『BugBug』2017年6月号、163頁。
  18. ^ a b 『想いを捧げる乙女のメロディー』千夏&琴音 抱き枕カバー”. ensemble. 2021年1月20日閲覧。
  19. ^ a b お嬢様シリーズ&乙女シリーズA1タペストリー”. ensemble10周年記念キャンペーン. ensemble. 2021年1月3日閲覧。

参考文献

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  • BugBug』2017年4月号、富士見出版、2017年3月3日。 
  • 『BugBug』2017年6月号、富士見出版、2017年5月2日。 
  • 『BugBug』2018年2月号、富士見出版、2017年12月29日。 
  • 『BugBug』2018年4月号、富士見出版、2018年3月2日。 

関連項目

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外部リンク

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