コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

恋する惑星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
恋する惑星
映画の舞台に使用された香港のビル
重慶大厦
タイトル表記
繁体字 重慶森林
簡体字 重庆森林
拼音 Chóngqìng Sēnlín
粤語拼音 Cung4 Hing3 Sam1 Lam4
英題 Chungking Express
各種情報
監督 ウォン・カーウァイ
脚本 ウォン・カーウァイ
製作 ジェフ・ラウ
製作総指揮 チャン・イーチェン
出演者 トニー・レオン
フェイ・ウォン
ブリジット・リン
金城武
音楽 フランキー・チェン
ロエル・A・ガルシア
マイケル・ガラッソ
撮影 クリストファー・ドイル
アンドリュー・ラウ
編集 ウィリアム・チャン
カイ・キットウァイ
クォン・チリョン
美術 ウィリアム・チャン
アルフレッド・ヤウ
製作会社 ジェットトーン(澤東)
配給 日本の旗 プレノンアッシュ
公開 香港の旗 1994年7月14日
日本の旗 1995年7月15日
上映時間 100分
製作国 香港の旗 イギリス領香港
言語 広東語
テンプレートを表示

恋する惑星』(こいするわくせい、原題:重慶森林, Chungking Express)は、1994年香港映画

概要

[編集]

香港九龍尖沙咀にある雑居ビル・重慶大厦を舞台にすれ違う恋愛模様をスタイリッシュに描く。ウォン・カーウァイ監督が本作のプロデューサーでもある盟友ジェフ・ラウと1992年に設立した製作会社ジェットトーン(澤東)の劇場公開第1作。同社の第1作になるはずだった『楽園の瑕』の製作が中断している間に、即興的に撮影され、公開も本作が先になった。また、当初は3つのエピソードが描かれる予定だったが割愛され、後にそのエピソードを元に『天使の涙』が製作された。

第14回香港電影金像奨で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞(トニー・レオン)を、第31回金馬奨で最優秀主演男優賞(トニー・レオン)をそれぞれ受賞している。

まだ日本では有名ではなかったウォン・カーウァイ金城武フェイ・ウォンの名を一躍有名にした作品で、舞台となった重慶大厦や中環の名物エスカレーター(中環至半山自動扶梯)周辺は日本人観光客の目的地にまでなった。また、クエンティン・タランティーノが絶賛し、アメリカでの配給権を獲得した[1]

ストーリー

[編集]

失恋した刑事のモウ(金城武)は、逃亡中のドラッグ・ディーラーの女(ブリジット・リン)と出会う。続いて、恋人とすれ違いが続く警官663号(トニー・レオン)は、飲食店〈ミッドナイト・エクスプレス〉の店員フェイ(フェイ・ウォン)と出会う。

キャスト

[編集]

スタッフ

[編集]

挿入曲

[編集]

日本での上映

[編集]

1995年に日本初公開。2022年には4Kレストア版がアンプラグド社の配給により「WKW4K ウォン・カーウァイ4K」で上映。

外部リンク

[編集]
  1. ^ 太子堂 都『恋する惑星 Chungking Express』プレノンアッシュ、1995年、14頁。