忘れじのおもかげ
「忘れじのおもかげ」 | |
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シャルル・アズナヴール の シングル | |
B面 | La barraka |
リリース | |
規格 | 7インチ45rpm |
時間 | |
レーベル | バークレーレコード |
作詞・作曲 | ハーバート・クレッツマー、シャルル・アズナヴール |
ゴールドディスク | |
BPI シルバーディスク | |
チャート最高順位 | |
46位(SNEP)[1] 1位(UKシングルチャート)[2] | |
「忘れじのおもかげ」 [3][4](わすれじのおもかげ、Tous les visages de l’amour) は、フランスのシンガーソングライターであるシャルル・アズナヴールが1974年に発表した楽曲。
概要
[編集]作詞作曲はハーバート・クレッツマーとシャルル・アズナヴール。アズナヴールはフランス語のほか、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語の計5か国の言語で歌った。1974年に放送されたイギリスの連続ドラマ『女の七つの顔』の主題歌となり、4週連続で全英シングルチャート1位を獲得した[5]。5つのバージョンのそれぞれのタイトルは以下のとおり。
- フランス語版 - Tous les visages de l'amour
- 英語版 - She
- ドイツ語版 - Sie
- イタリア語版 - Lei
- スペイン語版 - Es
カバー
[編集]一覧
[編集]- 1999年、エルヴィス・コステロが表題曲としてシングルを発売。映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌としてリバイバル・ヒットした。
- 2002年、TOKUのアルバム『CHEMISTRY OF LOVE』に収録。2003年のアルバム『TOKU』、2008年のアルバム『Love Again』にも収録され、P&G WellatonのCMソングに起用された。
- 2006年、ラウラ・パウジーニが、バリラのCMソング用にカバーした。歌詞は従前のイタリア語訳詞ではなく、パウジーニによる作詞で、タイトルは「Uguale a lei」(意: あなたと同じ)。配信シングル化され、イタリアFIMIチャート6位を記録した[6]。
- 2007年、小曽根真のアルバム『フォーリング・イン・ラヴ、アゲイン』に収録。
- 2008年、フランス出身のピアニスト ジェイソンクーチャックがカバーした。アルバム『Midnight Classics』に収録されている。
- 2010年、伊藤由奈がデジタル・シングルとして配信リリース。
エルヴィス・コステロ
[編集]「She」 | |
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エルヴィス・コステロ の シングル | |
初出アルバム『Notting Hill: Music from the Motion Picture ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ』 | |
B面 |
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リリース | |
規格 | CD |
時間 | |
レーベル |
マーキュリーレコード アイランドレコード(サントラ) |
作詞・作曲 | ハーバート・クレッツマー、シャルル・アズナヴール |
プロデュース | トレヴァー・ジョーンズ |
チャート最高順位 | |
19位(UKシングルチャート)[7] | |
1999年、イギリスの映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌としてカバー。この曲は、オープニングと劇中で使われているが、イギリス・日本などのフィルムでは、オープニングはアズナヴールの原曲、劇中のみコステロのカバーである。一方アメリカでは、両方ともコステロのカバーである。なお、日本盤サウンドトラックには、コステロ版が収録されている。
元々映画には、アズナヴールによる原曲が使われていた。しかし、アメリカではこの曲の知名度が低く、テスト上映の結果が良くなかった。そのため、急遽コステロがカバーし、差し替えられた[8]。
UKチャートでは19位で、コステロにとって16年ぶりのTOP20入りとなった。
伊藤由奈
[編集]「She」 | ||||
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伊藤由奈 の シングル | ||||
リリース | ||||
規格 | デジタル・ダウンロード | |||
録音 | 2010年 | |||
時間 | ||||
レーベル | STUDIOSEVEN Recordings | |||
作詞・作曲 | Herbert Kretzmer, Charles Aznavour | |||
伊藤由奈 シングル 年表 | ||||
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伊藤由奈が、「She」(シー)として、2010年8月25日にカバーした。デジタル・シングル、配信限定発売。発売元はソニー・ミュージックレコーズ。
大元はシャルル・アズナヴールの楽曲であるが、公式では「エルビス・コステロのカバー」とアナウンスされている。
洋楽カバー第2弾。自身がパーソナリティーを務めるJFN系ラジオ番組「伊藤由奈のHEART to HEART」で洋楽をカバーするコーナー“Studio Live”の第3弾として放送された後、Woman.exciteとのコラボ企画“〜Ito Yuna Respects〜”で伊藤にカバーしてほしい洋楽第3位(奇しくもバックストリート・ボーイズの「I Want It That Way」と同時ランクイン)に選ばれ、デジタル・シングルとして配信リリースが決定[9][10]。
ベスト・アルバム『LOVE 〜Singles Best 2005-2010〜』の初回生産限定盤/B-typeのみ付属の洋楽カバーCDに収録されている。
出典
[編集]- ^ lescharts.com - Charles Aznavour - She
- ^ CHARLES AZNAVOUR | Artist | Official Charts
- ^ シャルル・アズナヴール「グレイテスト・ヒッツ~アズナヴール・シングス・イン・イングリッシュ」 | Billboard JAPAN
- ^ Charles Aznavour = シャルル・アズナヴール - She = 忘れじのおもかげ (1974, Vinyl) | Discogs
- ^ ChartArchive - Charles Aznavour - She
- ^ Gianna Nannini in testa alla hit della prima classifica del web - Scienza & Tecnologia - Repubblica.it
- ^ ELVIS COSTELLO | Artist | Official Charts
- ^ BBC News | ENTERTAINMENT | Elvis alive and well in Notting Hill
- ^ “大好評につき第二弾!【Woman.excite × 伊藤由奈】 ~ Ito Yuna Respects ~ で洋楽カバー曲を大募集!”. ウーマンエキサイト トピックス (2010年8月4日). 2010年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月19日閲覧。
- ^ “大好評につき第二弾!【Woman.excite × 伊藤由奈】 ~ Ito Yuna Respects ~ 投票で洋楽カバー曲第二弾が決定!”. ウーマンエキサイト トピックス (2010年8月15日). 2010年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月19日閲覧。
先代 ゲイリー・グリッター 「Always Yours」 |
全英シングルチャート 第1位 1974年6月29日 - 7月20日(4週) |
次代 ジョージ・マックレー 「ロック・ユア・ベイビー」 |