御厩祐司
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御厩 祐司(みまや ゆうじ、1970年〈昭和45年〉 - )は、日本の民間人校長。茨城県立水戸第一高等学校・附属中学校校長[1]。元文部官僚。
経歴
[編集]香川県高松市生まれ[2]。京都大学を卒業した後、文部省に入省した。内閣府企画官(公益法人行政担当)、文部科学省地域政策室長、内閣府参事官、東京大学研究推進部長、総務省情報流通行政局情報通信利用促進課長、愛媛県教育委員会保健スポーツ課長などを歴任し、文化庁メディア芸術祭や日本学生交流機構、えひめスポーツ俳句大賞などの創設に関わった[3][4][5]。また、総務省情報流通行政局情報通信利用促進課長時代には「教育クラウドプラットフォーム」標準仕様の策定や、「先導的教育システム実証事業」を行うなど、プログラミング教育を推進した[6][7][8]。
2022年、茨城県が民間出身者を対象に実施した県立高等学校校長の公募に応募した。1673人の中から選出され、同年4月1日付で茨城県立水戸第一高等学校附属中学校の副校長に就任した[9][10]。2023年4月1日、前任の校長の退職にともない校長に就任した。学年ごとのクラスの配置換えなどを実施した。
民間人校長として
[編集]茨城県立水戸第一高等学校・附属中学校校長として
[編集]- プラス4学年 - 高校1年生と中学3年生、高校2年生と中学2年生、高校3年生と中学1年生の教室をそれぞれ同じフロアに配置し、交流機会の増加を図る[11]。
- 校長室の廃止、相談室の設置 - 「教師の職場は職員室」だとして、校長室を廃止し、そこに応接室を移転。もともと応接室があった場所に相談室を設置した。生徒の声を直で聞けることを目的としている[11]。
メディア出演
[編集]テレビ
[編集]著作
[編集]- 『「知」のシャープナー 人生が変わる知的生産日記』 光文社 2013年
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “【採用成功レポート】茨城県、中高一貫校の校長3名を採用し、2022年4月より就任。│ソーシャルインパクト採用プロジェクト by エン・ジャパン”. 【採用成功レポート】茨城県、中高一貫校の校長3名を採用し、2022年4月より就任。│ソーシャルインパクト採用プロジェクト by エン・ジャパン. 2023年10月8日閲覧。
- ^ “「知」のシャープナー 御厩祐司 | 光文社新書 | 光文社”. www.kobunsha.com. 2023年10月8日閲覧。
- ^ “2-4御厩 祐司課長のエール.pages”. 総務省. 2023年10月8日閲覧。
- ^ “御厩 祐司の電子書籍一覧 - honto”. honto.jp. 2023年10月8日閲覧。
- ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “御厩祐司|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2023年10月8日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2017年5月30日). “学校ICT環境整備にもクラウドは有効、総務省が「教育クラウドプラットフォーム」標準仕様を策定へ”. INTERNET Watch. 2023年10月8日閲覧。
- ^ “総務省が標準仕様を策定する「教育クラウドプラットフォーム」を有効活用する手法とは? 先導的教育システム実証事業の総括および3地域での取り組みを紹介”. EdTechZine (2019年4月10日). 2023年10月8日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2017年3月14日). “プログラミングの楽しさを伝える、現代の「こんにちはマイコン」目指す――文科省・経産省・総務省が後援、「第2回全国小中学生プログラミング大会」開催”. INTERNET Watch. 2023年10月8日閲覧。
- ^ “茨城で何が? 県立中高一貫校が続々 教育現場に飛び込む元官僚も:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年5月29日). 2023年10月8日閲覧。
- ^ “茨城県が校長を10名公募、4年連続「教員免許・教職経験不問」で人材採用する訳”. 東洋経済education×ICT (2022年9月18日). 2023年10月8日閲覧。
- ^ a b “茨城県立水戸一高・付属中校長 御厩祐司さん 流れ変える人材育成”. 茨城新聞クロスアイ. 2023年10月8日閲覧。