後藤尚久
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後藤 尚久(ごとう なおひさ、1935年6月8日 - )は日本の電子工学者。栃木県宇都宮市生まれ。
人物
[編集]1964年 同大学院博士課程修了、工学博士(学位論文「電波ビームの電気的走査に関する研究」)。同年、東京工業大学助手[1]。
1980年 東京工業大学教授[1]。
2006年 拓殖大学定年退職[1]。
現在は、東工大名誉教授、拓殖大学名誉教授[1]。
2011年 総務大臣表彰電波功績賞(電波産業会)、井上春成賞(科学技術振興事業団)受賞[1]。
研究業績
[編集]- ラジアルラインスロットアンテナの発明(特許第1534703号)衛星放送受信アンテナ
- 一層構造導波管スロットアンテナの発明(特許第2733472号)衛星放送受信アンテナ
- 逆相励振導波管スロットアンテナの発明(実用新案2128092号)準ミリ波帯加入者無線用アンテナ
- 円環パッチアンテナの発明
- 携帯電話の室内基地局用アンテナ、AIS(自動識別システム)の船舶用アンテナ
著書
[編集]- 『なるほどナットク! 電磁気学がわかる本』 オーム社、2010年、ISBN 9784274208539
- 『わかりやすい電波と情報伝送』 オーム社、2009年、ISBN 9784274208089
- 『アンテナ工学入門講座』 電波新聞社、2008年、ISBN 9784885549694
- 『なっとくシリーズ なっとくする電磁気学の疑問55』 講談社、2007年、ISBN 9784061545595
- 『なるほどナットク! アンテナがわかる本』 オーム社、2005年、ISBN 9784274200977
- 『なるほどナットク! 電波がわかる本』 オーム社、2003年、ISBN 9784274036163
- 『電子情報通信レクチャーシリーズ 電磁気学』 電子情報通信学会編、コロナ社、2002年、ISBN 9784339018257
- 『図説・アンテナ』 電子情報通信学会、1995年、ISBN 9784885521294
- 『なっとくシリーズ なっとくする電磁気学』 講談社、1993年、ISBN 9784061545014
- 『電磁波とはなにか―見えない波を見るために』 (ブルーバックス) 講談社、1984年、ISBN 9784061181632
出典
[編集]- ^ a b c d e f g “後藤尚久名誉員に聞く”. 電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン 2010 (12): 12_22–12_27. (2010). doi:10.1587/bplus.2010.12_22 .
- ^ 歴代副会長一覧電子情報通信学会
- ^ “後藤尚久先生の紫綬褒章受章を祝う会”. www-antenna.ee.titech.ac.jp. 2023年5月19日閲覧。
- ^ “平成23年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 8 (2011年4月29日). 2016年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- 【研究者データ】後藤尚久- 日本の研究.com