後前頭骨
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骨: 後前頭骨 | |
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名称 | |
日本語 | 後前頭骨 |
英語 | Postfrontal bone |
関連構造 | |
上位構造 | 頭蓋骨 |
関連情報 |
後前頭骨(こうぜんとうこつ、英 : Postfrontal bone)は、多くの四肢動物に見られ頭蓋骨を構成する一対の骨の一つである。眼窩の間と後方、前頭骨と頭頂骨の外側、後眼窩骨の前方の頭蓋天井の領域を占める。
後前頭骨が存在する場合は、眼窩の後縁と上縁の一部を形成する。多くの絶滅した両生類やその祖先である肉鰭類は特に大きく、前方に伸びて前前頭骨に接触し、前前頭骨と眼窩の縁を隔てている。現生両生類(平滑両生類)に後前頭骨は、発生過程で骨化しなかったため、存在しない[1]。後前頭骨は、現代の有鱗目 (爬虫類)を含む一部の爬虫類では存在するが縮小している。 哺乳類、ワニ形類[2]、恐竜類(鳥類を含む)[3]では失われているか周囲の骨と融合しているが、他の絶滅した主竜類には存在した。
脚注
[編集]- ^ Schoch, Rainer R. (2014). “Amphibian skull evolution: The developmental and functional context of simplification, bone loss and heterotopy: AMPHIBIAN SKULL EVOLUTION” (英語). Journal of Experimental Zoology Part B: Molecular and Developmental Evolution (9999B): 1–12. doi:10.1002/.22599 .
- ^ Benton, Michael J.; Clark, James M. (1988). “8. Archosaur phylogeny and the relationships of the Crocodylia”. In Benton, Michael J.. The Phylogeny and Classification of the Tetrapods, Volume 1: Amphibians, Reptiles, Birds. Oxford: Clarendon Press. pp. 295–338
- ^ Sereno, Paul C.; Novas, Fernando E. (1994-01-14). “The skull and neck of the basal theropod Herrerasaurus ischigualastensis” (英語). Journal of Vertebrate Paleontology 13 (4): 451–476. doi:10.1080/02724634.1994.10011525. ISSN 0272-4634 .