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彼末一之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

彼末 一之(かのすえ かずゆき、1952年 - ) は、日本神経科学者生理学者大阪大学名誉教授。早稲田大学名誉教授。元生気象学会長。

人物・経歴

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東京都生まれ。1975年東京工業大学工学部電気工学科卒業。東京工業大学在学中に教養課程の体育の講師の手伝いをするようになり、大阪大学大学院工学研究科筋肉を研究。1977年大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了、大阪大学医学部助手。制御工学から生理学に転じ、1979年から中山昭雄研究室で体温調節を研究。1983年ME学会論文賞受賞。1985年大阪大学医学博士、大阪大学工学博士。1986年マックス・プランク研究所生理臨床研究所客員研究員。1988年大阪大学医学部助教授。1994年大阪大学医学部保健学科教授。2002年日本生気象学会編集委員長。2003年早稲田大学スポーツ科学部教授。2005年日本生気象学会会長[1][2][3][4][5][6]。2009年グローバルCOEプログラムアクティヴ・ライフを創出するスポーツ科学拠点リーダー[7]。2022年度Research .comトップサイエンティスト[8]。大阪大学名誉教授[9]早稲田大学名誉教授[10]順天堂大学スポーツ健康医科学研究所客員教授[8]

著書

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  • 『生理学はじめの一歩 : ホメオスタシスの維持と脳』メディカ出版 1999年
  • 『脳と体温 : 暑熱・寒冷環境との戦い』共立出版 2000年
  • 『やさしい生理学』南江堂 2005年
  • 『イラスト運動生理学』東京教学社 2005年
  • 『環境生理学』北海道大学出版会 2007年
  • 『スタンダード生理学』文光堂 2007年

脚注

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  1. ^ 一流のアスリートたちと最先端のスポーツ科学研究を楽しむ読売新聞
  2. ^ 彼末 一之 (カノスエ カズユキ)早稲田大学研究者データベース Waseda University Researchers Database
  3. ^ 彼 末 一 之 早稲田大学スポーツ科学部 教授 スポーツ科学への挑戦
  4. ^ 「歴代学会会長、編集委員長」『日本生気象学会雑誌』Suppl.、日本生気象学会、2012年、162-162頁、doi:10.11227/seikisho.Suppl..162 
  5. ^ 彼末一之「Threshold temperatures of diencephalic neurons responding to scrotal warming / 視床・視床下部ニューロンの陰嚢温度刺激への応答閾値」大阪大学 医学博士、14401乙第03629号、1985年、NAID 500000022356 
  6. ^ 彼末一之「上肢の位置・張力制御における運動単位の活動と伸張反射系に関する研究」大阪大学 工学博士、14401乙第03669号、1985年、NAID 500000011316 
  7. ^ 「グローバルCOEプログラム」(平成21年度採択拠点)事業結果報告書
  8. ^ a b 第25回スポーツ健康医科学研究所セミナー順天堂大学
  9. ^ 彼末一之 プロフィールHMV&BOOKS online
  10. ^ 早稲田大学研究者データベース
先代
稲葉裕
日本生気象学会編集委員長
2002年 - 2005年
次代
福岡義隆
先代
堀越哲美
日本生気象学会会長
2005年 - 2008年
次代
紫藤治